つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

川通り餅を作ってみた

こないだ、G7広島サミットが無事に終了したニュースを見ていたら、全国から警備のために集められたお巡りさんたちが、広島駅のお土産屋さんに列をなして広島銘菓「もみじまんじゅう」を買っていらっしゃいましてね。

それを見ながら、「あ、……『川通り餅』食べたい」と思ったわけです。

ご存知でしょうか、川通り餅。他県の方々にはそれほど知られていませんが、広島県内では古くから親しまれており、もみじまんじゅうと双璧をなす定番の贈答用和菓子なのです。

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っていうか、広島県民にとっては、あの「初見だとちょっと怖いCM」のやつ、というイメージかしらwww


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まぁそれはさておき、ああ川通り餅が食べたい、と思ったのですよ。なんせ長いこと広島に帰ってないしね。でも、だからってわざわざお取り寄せするのもなんだかなぁ。自分で作れないものかしら。

そう思って検索してみると、ありました、ありました。いつもありがとうクックパッド

cookpad.com

こちらのレシピを見ると、ふむふむ、要するに求肥(ぎゅうひ)なのですな。そういえば以前、広島銘菓「乳団子」を手作りしたことがありましたが、材料こそ違えども、作り方自体はだいたい同じ感じだと分かりました。これならなんとかなりそう。

sister-akiho.hatenablog.com

さっそくスーパーで白玉粉クルミを買ってきました。黒蜜ときな粉については、うちの息子の大好物、金精軒の「信玄餅」についてきたものが大量に冷蔵庫に残っています。金精軒さんの生信玄餅はベースのお餅の味がめちゃくちゃ美味しくて好きなので、きな粉と黒蜜をつけずにそのまんま食べちゃうことがよくあるんです。そんなわけで封を切っていない黒蜜ときな粉が冷蔵庫に眠っている、うん、じゃあ信玄餅を作ればいいじゃん、と言われそうな気もするけど、でもアタシの中に流るる広島民の血が川通り餅を激しく求めているんだもん。ごめんよ信玄餅、どうか川通り餅に力を貸してくれ!

では、さっそくレシピに沿って作っていきますよ。

白玉粉と砂糖と黒蜜をガラスボウルに入れ、水を少しずつ加えながら混ぜていきます。レシピ中にも「かなりシャバシャバしてます」とあるけど、本当にかなりシャバシャバで不安になったので、水はほんのちょっと少なめにしました。

混ざったら、電子レンジに入れて、1分加熱しては取り出して練り混ぜ、また1分加熱しては練り混ぜ、の作業を延々繰り返します。最初の3回ぐらいまではシャバシャバのままで不安になりますが、4回目ぐらいから少しずつゲル化し始め、6回目ぐらいで透明感が出てきます。砕いたクルミを混ぜてよく練り、さらに2回ぐらいレンチンねりねり。

湯気が立っている熱々の求肥を、あらかじめきな粉を広げておいたバットの上に広げます。なんせあっちにもこっちにもすぐにくっついてしまうので、まんべんなくきな粉をつけるのも一苦労。バットの上にサランラップ敷いてからきな粉まけば良かった、と思っても時すでに遅し。べったべたの求肥にきな粉をまぶし終えたら、そのまま冷やして切り分け、いくつかは紙の楊枝(これも生信玄餅のやつ)に刺してみました。

残りは大きめに切り分けて、冷蔵庫で冷やしておきます。

夕食後に、さっそく家族にお披露目。旦那にも息子にも「甘さ控えめなのが良いね」、「くるみが入ってて美味しい」と高評価。見てくれはあんまり良くないんだけど、味は確かに、あの懐かしい「亀屋の川通り餅」の味にかなり近くて、うっまーい。こりゃ文楽人形が頭の中で踊り出すレベルじゃわい。ちなみに、作りたてよりも、1日冷蔵庫の中で冷やしたもののほうが、よりいっそう川通り餅っぽさが増して美味しかったですよーヾ(o´∀`o)ノ

 

それにつけても、そろそろ広島に帰りたいのぅ……(´;ω;`)

 

お題「おすすめしたいローカルグルメ・お菓子」