つれづれぶらぶら

旅行記はちょっとずつ仕上げていきます。お楽しみに~。

ZOZOマリンスタジアム観戦記2023

この6月12日(土)から13日(日)にかけては【ハードモード娯楽ウイークエンド】でした。要するに、遊びの予定をぶち込みまくってハードスケジュール、己の気力と体力の限界に挑戦じゃああ!!!みたいな2daysだったわけです。

ざっくり言うと、野球観戦と野外音楽フェスを掛け持ちしたんです。ところが、野球は千葉の海浜幕張にあるZOZOマリンスタジアムで行われ、音楽フェスは長野県と山梨県の県境にある富士見高原リゾートで行われたわけで、2点間の直線距離は159.60km。もちろん直線で行けるわけもなく、公共交通機関と自家用車を駆使して、雨にも負けず風にも負けず、めいっぱい楽しんでまいりましたァァァァ!!!!

もちろん、こんな狂気娯楽計画に家族を巻き込むはずもなく、この週末は私の単独行動でございます。旦那に息子の世話と家事を任せて、イエーイぼっち旅イエーイ。土曜日の朝8時半、家を飛び出して特急あずさに乗り込み、いざZOZOマリンスタジアムへ!

マリンスタジアムへ行くのはこれが3度目です。過去2回はかなり悲惨な負け試合だったんで、今回こそ勝てたらイイナー……(;^_^A

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12時ちょっと過ぎにマリンスタジアムに到着。カープ友達と合流して、さて今日の席はどこかなっとチケットを見たら、あらら1塁側じゃないのー。

マリンの1塁側は、主にホームチームを応援する人たちで埋まっています。いつもは3塁側のチケットを取るんですが、友達が日本生命のセールスさんにチケット確保をお願いした際にどうやら手違いがあったかなにかのよう。まぁ、ビジターファンが座っちゃいけないエリアではない(球場内にはそういう特定の条件付きエリアもあります)ので、近くの席にもぽつぽつとカープファンの姿がありましたが、そうはいっても今回はおとなしめに観戦しようね、と友達と話し合いながら、試合前の練習風景を眺めていました。

というわけで、いつもとは正反対のこのアングルで、恒例の「今日はここから」!

本日のビールは、キリンのクラフトビールブランド「SPRING VALLEY」の夏季限定醸造「サマークラフトエール<香>」。アルコール度数4.5%のセッションエールです。今夜は自家用車の運転をしなきゃならんので、今日のビールは試合開始前のこの1杯だけと決めて、念には念を入れてアルコール度数の低いものをチョイスしました。

ギャラクシーホップを使っているとあって、華やかでトロピカルな香りがスッと心地よく香ります。味わいは軽めで苦みも少なめだけど、いつものキリンビールのイメージからそれほど遠ざかってはおらず、クラフトビールに馴染みのない人にも抵抗感なく飲めそうな感じ。ミントの葉のような爽やかな後味を感じました。夏ですなぁ。

それから、マリンスタジアムと言ったら忘れちゃいけないのが、名物の【モツ煮】。マリンの飲食店はモツ煮を扱っている店が多いんですが、今日は味噌味のモツ煮をチョイス。うまし。

グラウンドをゆったりと横切りながら、選手の練習を見守る新井さん。なんか、まだなんとなく「監督」って呼びにくいな。選手みんなのお兄ちゃんって感じ。

今日は広島からスラィリーも来てた。マーくんと一緒に試合中のイベントにも参加したりして、愛嬌を振りまいていましたよ。

今日は、デザイナーズ時計ブランド「フランクミュラー」のスポンサードデイだったらしく、イニング表示の数字なんかもフランクミュラー風に変形していたり。

あと、入場者プレゼントで非売品のコアラのマーチとギフトバッグを貰いました。オシャレ。

さて、前回(2021年)に来たときは、コロナ禍真っ最中だったもんで、アルコールの提供も声を出しての応援もNGだったのですが、コロナウイルス感染症感染症法上の5類に移行したことを受けて、ようやく昔ながらの声出し応援が戻ってきたのです。

そうなると、我らがカープスクワット応援、マリーンズはジャンプ応援やフラッグを使った応援など、昔っからこの2チームは応援スタイルが派手で盛り上がることで知られています。今日の球場は満員御礼、1塁側は真っ白に、3塁側は真っ赤に埋め尽くされ、正真正銘の紅白戦となっていて、いやおうにも興奮が高まりますね!

そして、毎回これ言ってる気がするけど、マリンスタジアムと言えばウグイス嬢の谷保恵美さんの美声ですよー。はっきりと聞き取りやすく、落ち着きがあって品が良く、ホンっと大好き谷保さん。「打球の行方にご注意くださーい」と言われると、思わず「はいーっ」と返事したくなっちゃうぐらい好き好き。

あと、マリンといえば「風の魔境」。すり鉢状のグラウンドに流れ込む強い海風によって、この球場の守備は日本一難しいとされる。打球が高く打ち上がると、思わず球場内の全員が息を飲んでボールの行方を見守ってしまいます。そんなわけで、この球場には常に「上空の風速」が表示されているのですね。

あと、交流戦のマリーンズと言えば、毎年恒例の「セ・リーグ煽り」。毎年よくまぁ色んなアイディアで楽しませてくれるなぁと感心するんだけど、今年はBUBBLE BOYのかっこいいラップで煽られちゃいました!


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カープのスローガンやスクワット応援、宮島さんの応援歌など、カープファンに馴染み深いフレーズてんこ盛りでめっちゃカッコイイです。「煽り」と言いながらもリスペクトを感じるのでカープファン的にもめっちゃ嬉しいですね。

 

14時ちょうどにプレイボール。今日の先発は、マリーンズは本前(もとまえ)くん、そして我らがカープは森下きゅん。頑張れ頑張れ森下きゅん。

カープのスタメンは、ベテラン勢をずらりと揃えた平均年齢やや高めのラインナップ。最近ぜんぜん打ててないデビッドソンと曾澤(アツ)がどうなるかじゃなあ。

試合は、息詰まる接戦となりました。

2回裏にマリーンズのベテラン、角中(かくなか)選手のソロホームランで先制点を挙げたかと思うと、その直後の3回表にはアツがソロホームランで追いつく。しかしその裏にマリーンズの中村奨吾選手のタイムリーヒットで再び1点差に。こんな感じで、マリーンズが1点を取るとカープがすぐに同点に追いつき……という感じの攻防が続きました。

アルコールが飲めないので、中村選手のノンアルカクテルのカシスオレンジ。飲み干すと、背番号の向こうに中村選手の姿が見える仕掛けです。オシャレだな。

1塁側にいると、マリーンズファンの応援に思わず見惚れてしまいますね。応援歌の声量がものすごく大きくて、球場内に反響して迫力いっぱいです。手をかざしたりジャンプしたりする動きも乱れがなくて、とっても綺麗。もちろん、真正面に見えるカープファンだって負けてはいませんでしたよ。遠くから見ると赤い波がさざめくかのようなスクワット応援は本当に綺麗ですよね。

惜しかったのは、5回表。ノーアウト満塁で龍馬のゴロの間に1点をあげて同点になったのはいいものの、その後が続きませんでした。あそこでビッグイニングを作れたら後の展開がずいぶん楽になっていたでしょうに。

さらに惜しかったのは、7回表もです。この日は双方とも1イニングに1点ずつしか点を取れず、1点ずつの攻防が続いていたのですが、ようやく7回表、代打の坂倉、キク、龍馬、アッキーの集中連打によって2点をもぎ取りました。さらに松ちゃんがフォアボールを選んで1アウト満塁の絶好機。応援にも力が入ります。次の打順はこの日調子が上がっていないマクブルーム。ここで新井さんが勝負をかけて、代打に野間を送りますが、内野ゴロ。続く堂林も三振。ようやくカープが勝ち越せたのはいいけれど、試合はやっぱり3-4の1点差。むむむ……。

案の定、またまた8回裏に角中選手にタイムリーヒットを打たれ、試合は再び4-4の同点に。むー、下手すると延長戦になっちゃうなぁ。夜から富士見高原リゾートのフェスに参加する予定なので、遅くとも17時10分には球場を出ないといけません。カープ、なんとかしてくれー、と祈ってみても、9回表にカープは得点をあげられず。

ここで17時10分が来てしまったので、9回裏の応援を友達に託して、私は先にスタジアムを出ます。「カープ、ピッチャーの交代をお知らせします。ターリーに代えて栗林……」という谷保さんの声を背に、海浜幕張駅直通のバスに乗り込みます。

海浜幕張駅のホームで電車を待っていると、カーチカチアプリから通知が。あ、このタイミングで通知が来るってことは残念なお知らせだな、と思いつつスマホの画面を覗くと、栗林くんがサヨナラタイムリーヒットを打たれてしまっていました。うーん残念。

友達からも「一緒のタイミングで帰っていればよかった」と悔しそうなメールが届きます。でも、悔しいけど、それでも見応えのある試合でしたし、過去の2試合に比べたら不満はありません。この【風の魔境】でさえ、キクの守備はやっぱり素晴らしくて感動したし、森下くんも再三のピンチをよく凌いでました。

栗林くんの復調にはどうやらまだまだ時間がかかりそうだけど、でもこれまでの功績を考えたら絶対に責めることはできないですよ。これまでが良過ぎたという感じですしね。ヤサタクが好調な今のうちに、感覚を取り戻していってほしいと願います。

あ、デビッドソンはね、うん、昔カープにおったランスを思い出す感じじゃね。確かに三振多いけど、当たればホームラン。いいのいいの、そういう選手も1人は必要だからさ。こぢんまりなんかしないでブンブン振り回してちょーだいよ。

そんなことをつらつら考えながら、19時ちょうどの特急あずさに乗り込みます。駅弁をかっこんだら、今夜の予定に備えて、帽子を目深に被って目を瞑り、しばしの休養を取ります。列車は茅野に向かって走り、私の耳の奥では、未だにマリーンズファンの合唱が鳴り響いているのでした……。

 

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