つれづれぶらぶら

カセットテープミュージックで久々に「レインダンスが聞こえる」を聴いた。こんなカッコいい曲だったかな。懐かしいな。

4年ぶりの広島・その2~呉は今年も暑かった~

中学3年生、すなわち受験生の息子にとって、この夏は勝負の夏。ゆえにこの帰省は息子にとっては、クーラーの効いているおじいちゃんちなら、誘惑も少ないから勉強に打ち込めるよね、という話なんですが、そうは言っても久しぶりの広島で、母親は親友と飲みに行ったりして遊び呆けているっていうのに、その息子はどこにも行かずに缶詰状態というのはいくらなんでも可哀相。

というわけで、1日ぐらいはどっか近場に遊びに行こう。どこに行きたい?と息子と話していたところ、やっぱり「また呉に行きたい」とのことで。「てつくじ行って、大和ミュージアム行って、そんで海軍カレー食いたい」んだってさ。4年前とまるで変わらない内容ですけど、それがいいらしいんです。まぁ、あっちこっち見て歩きたくても暑すぎますしね。

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というわけで、やってきました、呉~!

前回は広島バスセンターからバスを利用しましたが、今回はJR呉線を利用して、呉駅に到着しました。

さっそく出迎えてくれたのは、お馴染みの「呉氏」。相変わらず大胆不敵なフォルムだぜ。ていうか、マスクしてるけど、そこは口なのか?腹じゃないのか?まさか、マスクじゃなくて腹巻きなのか?

そんなことはどうでもよくて、はい、呉駅を出て、ぽったらぽったら連絡通路を歩いて、ゆめタウンの中を通り抜けたら、そこから見えるのは、大和ミュージアム呉市海事歴史科学館と、てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)でーす!

 

まずは、てつのくじら館のほうから。

www.jmsdf-kure-museum.go.jp

前にも言ったとおり、てつくじは入場無料。海上自衛隊の活動(掃海など)を詳しく勉強したり、戦艦や潜水艦の精密な縮小モデルを見比べたり、潜水艦内での生活ぶりを体験できたり、そして実際に使われていた潜水艦の中に入ったりできる、満足感たっぷりの施設なのです。

「お母さん、どうしてここは入場無料なんだろう?」

「それはね、国の税金、防衛費で出来ているからだよ。なぜかというとね、君のような若者を自衛隊にスカウトするためだよ。てなわけで、お兄ちゃん、自衛隊入らへんか(肩ポン)

冗談はさておき(うちの息子はひょろひょろの非力なので自衛隊のお役には立てませぬ……)、本当にてつくじは勉強になります。人知れず、命がけで、私たちの平穏な日常を護ってくれている人々がいることに感謝します。そして、日本の海のみならず、湾岸戦争の後でペルシャ湾の掃海活動に従事するなど、世界の海も護っている(もちろん世界との貿易の安定性を護ることが日本の利益にも繋がる)ことを忘れずにいたいですね。

現在行われている戦争でも、おそらくたくさんの爆弾や機雷が海に撒かれているのでしょう。それを除去するのにまたどれぐらいの労力と予算を必要とするのでしょう(全く馬鹿げた話です)。ただ、その危険な任務を実際に行う人々の使命感と御苦労には、心からの敬意を払いたいです。

 

さて、息子が楽しみにしていたお昼ご飯。もちろん呉と言えば「海軍カレー」ですねっ。

息子はカツ乗せカレーで、私は「がんす」乗せカレー。がんすは呉名物のすり身の天ぷらなんだけど、ふんわりしていて懐かしく美味しいです。呉のソウルフードじゃね。

メニューにクラフトビールがあったので、山口地ビール醸造するヘーフェヴァイツェンの「瀬戸内ヴァイツェン」を注文してみました。

口に含むと、ヴァイツェン酵母特有の香りが鼻腔に抜けていきます。強めのすっきりとした酸味が特徴かな。苦みはストンとまっすぐ喉の奥へ落ちていって、口の中に広がりません。後味が残らない、軽やかで飲みやすいビールでした。

 

食事の後は、大和ミュージアムに向かいます。

yamato-museum.com

軍都・呉の歴史や産業から、軍艦・戦闘機の製造開発、そして戦争によって失われた多くのものについて、たくさんの資料をもとに解説する施設です。軍艦や戦闘機に用いられた技術の高さを賛美する一面もあれば、太平洋戦争終盤、明らかに破滅へと向かっていく事態を止められなかった悔恨の一面もあります。3階で上映されている短い映像は、大和の最後の一日に何が起きていたのかを、記録と海底調査によって得られた情報から丹念に描いたものです。不沈艦と称された東洋一の軍艦が、多くの若者たちの生命とともに、炎上してなすすべもなく海中に没していく様子を見ていると、何とも言えず暗澹とした気持ちになります。戦争は、どんなに美麗な言葉を並べ立てても、やはり醜いものにしかなり得ません。

そう思いながら、大和ミュージアムの外を眺めると、そこには建造中の巨大なタンカーが停まっています。マゼンタカラーのボディが眩しいです。日本の造船技術の粋を凝らしたあの巨大な船は、やがて世界中の海をすいすいと駆け回ることでしょう。どうかその行く先に何の危険もありませんようにと、祈らずにはいられません。

さて、てつくじと大和ミュージアムを見学した後は、中通り商店街あたりにぶらぶら歩いて行こうかなと思っていたんだけど、やっぱり暑すぎてギブアップ。呉駅からJRに乗って広島駅まで戻ってきました。

時間が余っているので、広島駅前の福屋百貨店に立ち寄って、9階催事場で開催中の「カープ百貨店」に行きました。3連覇の頃は、大きなスペースを割いて、たくさんのグッズを並べ、それはそれは賑やかに開催されていたものですが、今回はこぢんまりとした内容でした。グッズの種類も少なくてちょっと残念。

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その代わりと言っては何ですが、写真撮影用の小道具なんかはたくさん用意されていて、グループで行ったら盛り上がりそうではありましたね。

他にも、今年上半期に発売された「〇〇記念Tシャツ」をずらっと並べていたり、優勝祈願の巨大おしゃもじや、ピースナイター用のユニフォーム(2015年の黒田さんと新井さんの!)を展示していました。

6階中央の広場では、先日お亡くなりになった往年の名投手・北別府さんの追悼展示があり、懐かしいユニフォームや、現役時代の成績、引退後にタレントとしてローカルテレビで趣味の魚釣りやDIYなどを披露していらっしゃった様子などを紹介しています。背番号20、精密機械と呼ばれた北別府さん。「ペー(北別府さんの愛称)は、ボールの縫い目1つ分の出し入れができる投手じゃったけん」と、達川さんが誇らしげに語っているのを、何度耳にしたことでしょう。どうぞこれからも、カープを見守ってやってくださいね、ペーさん。

それはそうと、福屋百貨店の中がどことなくスカスカで、あちこちに「改装売り尽くし」と書いてあるのが気になっていたんだけど、どうやら福屋百貨店が入っている「エールエールA館」全体を建て直して、そこに広島市中央図書館などが入ってくるみたいですね。それで現在は事業縮小に向けた準備をしているところなんですって。へー。広島駅前もどんどん変わっていくなぁ……。