つれづれぶらぶら

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深海魚と両生類と爬虫類(1日目)

我が家で全員のスケジュールが空いているのはお正月休みぐらいのもんで、てなわけで今年も家族旅行に行きたいなっと。

 

「ねー、ダーリン、あたし金目鯛がっつり食べたい気分なのー」

「おー、いいねー」

 

という短い会話で、目的地はあっさり決まりました。

我が家の定番旅行先といえば、そう、伊豆半島

伊豆へのお出かけは、2012年の10月と2013年の9月以来。2012年ったらまだカープは暗黒のBクラス時代だったし、2013年は初のクライマックスシリーズで盛り上がってたよなぁ。それが今や2連覇チームだもんなぁ。しみじみ。

 

で、過去の伊豆旅行を思い返せば、どうにもこうにも、心残りがひとつある。 2回目の伊豆旅行の際に、ちらっと立ち寄ったあわしまマリンパークである。

前回は閉館時刻ギリギリだったせいで、淡島水族館のほうしか行けなかったのだが、実はあわしまマリンパークの“売り”は、併設の「日本一のカエル館」のほうなのである。

カエル見たかったなー。あと、売店で売ってたカエル柄のタオルとかキモカワ系のぬいぐるみとか、やっぱ買っておけばよかったなー。

普段、過ぎ去ってしまったことにあまり執着しない私が、珍しく後悔しているのであります。行かないわけにはいかないのであります。

 

茅野駅から鈍行で甲府駅へ、そこから身延線の特急ふじかわに乗り換えて富士駅東海道本線に乗り換えて沼津駅に到着。 そこから東海バスに乗り換えて、バスに揺られて30分ほど行くと、あわしまマリンパークの入口に到着~。

 

ちなみに、沼津の街はどこもかしこも「ラブライブ!サンシャイン!!」まみれ。乗ったバスもラッピングバス、あわしまマリンパークへ渡る船も全面的にラッピング状態。

ラブライブについてはよく知らないので、なんでかなー、と思ったら、沼津市が舞台なんだってね。なるほど、聖地巡りのお客さんが多いわけだ。

 

専用の渡船で淡島に渡り、まずは水族館のほうから見学。

淡島水族館は小さくて素朴な水族館。ペンギンやイルカショーもあるけれど、基本的には駿河湾に生息するものを展示してます。

 

しかし、此処の一番の魅力はその溢れる“手作り感”。壁のあちこちに貼られた飼育員さんの苦労話とか、見た目グロい深海生物達に対する愛情いっぱいのコメントとか、読んでるだけでも面白い。

バックヤードツアーがあるというので参加してみました(別料金)。

その名のとおり、水族館の裏側に入って、飼育員さんの説明を聞くツアーで、子ガメとの記念撮影+深海生物乾燥標本のお土産付きというもの。

昨日釣ってきたばかりという展示前の生物を見せてもらったり、猟師さんの底引き網漁に同行する際の苦労話とか、どんな餌を与えているかとか、若い飼育員さんが楽しそうに説明してくれました。

 

水族館の外に出て、体感広場へ。そこではただいま【深海体験!ヌタウナギ地獄?!】と称したイベントが催されているそうな。

ヌタウナギってアレでしょ、『鉄腕ダッシュ』でTOKIOの城島リーダーがちょいちょい獲ってくるグロい見た目のアイツでしょ、と思ったら、いたーーーーーーーー(;゚Д゚)

ヌタウナギをこれでもかとギッシリ入れた水槽が2つ、さぁ好きなだけ触れ合うがいいさ!とばかりに、デデーンと置いてあるのである。

さすがに見た瞬間、本能的に引く。でも息子も旦那も水槽に手を突っ込んじゃってるし、ええい、ままよ、と勇気を振り絞って手を入れてみる!

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おお…?これは、思ったより柔らかいぞ…? 全然暴れないしね。ウナギとはまるで違って、やんわりと撫でられつづけているので、最初に感じた恐怖感は徐々に薄らぐ。

で、ヌタウナギといえば、ストレスを与えると“ヌタ”と呼ばれるベトベトの物体を出すことで有名で、調子に乗ってヌタウナギをしごきまくった息子の手ときたら。

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やめてあげてよー。ヌタウナギちゃん、優しく撫でてあげればヌタも出さないし、おとなしいんだよー。ねー(*´ω`*)(すっかり慣れた)

 

ヌタウナギふれあいコーナーの隣では、大好評イベントだという【オオグソクムシ釣り】コーナーが。 深めの水槽にオオグソクムシが数体入れられていて、手作りの網がついた釣竿で掬う、ただそれだけの内容なんだけど、これに息子が大ハマり。

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掬おうとしても網に乗ってくれなかったり、かと思うと網にしがみついてきたりと、予想外の動きをするグソクたんを追いかけ回す。地味に楽しい。

 

園内のレストランで軽食を取って、いよいよ前回行けなかったカエル館へ。建物自体はすっごく小さいんだけど、とにかく展示されているものは全てカエルです。

でもホラ、こういう施設にわざわざ訪れるお客さんって、私を含めて、嗜好が既にソッチ寄りの人達だから。

「わぁー、アカメアマガエルちゃんだー、かわいー(*´ω`*)」とか、「ヤドクちゃん綺麗…(*'ω'*)」とかいう女性客の声があちこちで聞こえるのであります。

飼育員さんの餌やりも見学させてもらいました。

飛ばないように品種改良されたショウジョウバエをヤドクガエルの水槽に入れると、超高速で長い舌を出してひょいひょい食べていくのね。

で、よくよく見ていると、その際に後ろ足をずーっと超高速でトントン貧乏ゆすりみたいに震わせてるわけ。

これはどういうことかと飼育員さんに尋ねたら、「カエルは生きたものしか食べない、だからこうして周囲に振動を与えて、その反応で生きているものを探している」のだそう。へー。

 

その後は、前回の心残りその2、売店へ。

わーい、やっぱり他の水族館とは品揃えが微妙に違ーう(;^ω^)

可愛いイルカやペンギンのぬいぐるみ、に混ざって、イセエビやらグソクムシやら、めちゃめちゃリアルなカエルのぬいぐるみやら、異常に品揃えの良いカエルグッズやら、オリジナル萌えキャラの「淡島うみね」グッズやら。

そんでもって、今回アタシの心を捉えて離さなかったのが、これだッッッ………!

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アメフクラガエルのハンドマフ…(´艸`*)

あのねあのね、ただのぬいぐるみじゃなくてね、お腹のとこに手が入れられるようになってるの。でね、すっごくイイ手触りなのーん…(*´ω`*)

旅の初っ端でこんなにデカい買い物をしたら後が大変だなーとか思うことは思ったけど、でもこれ買わないときっと後悔する、と思ったら、財布の口が開いてたのーん(;^ω^)

あとは、前に欲しかったカエルちゃんのタオルハンカチも。

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うん、これで思い残すことはないわ。

帰ろうかと思ったら、息子がもういっぺんだけグソクたん釣りやりたいとせがむので、また体験広場に戻って、キャッキャはしゃぐ息子の声を聞きながら、ヌタウナギを撫でておりましたwww

 

沼津駅に戻って、ホテルに荷物を預けたら、再びバスで沼津港に出て、“深海魚が食べられる回転寿司”で有名な「活けいけ丸」さんで晩御飯。

金目鯛や桜エビ、アブラボウズなど、めったに食べられないお魚の新鮮なお寿司に舌鼓。サメの軟骨軍艦なんてのもあったよ。コリコリして美味しかったっす。

 

 

ホテルに戻って、『VS嵐』のお正月SPのゲストがカープの選手達なのを堪能しながら、“ああ、数年前までは全国区でカープ選手の姿なんか見れなかったのになぁ…”としみじみ思ったのでありました。