3日目は休養日。
明くる4日目の火曜日は、母と私と息子の3人で県北の三次(みよし)市までドライブしてきました。
ちょうど、三次市にある「奥田元宋・小由女美術館」に、息子の好きな絵本である「バムとケロ」シリーズの島田ゆかさんの原画展が開催されていたので、見てみたかったんです。
島田ゆかさんの絵本は色がとても綺麗で、とにかく隅々まで丁寧に、たくさんの情報を盛り込んで描かれているので、何回読んでも新しい発見があって飽きないんですよ。
実際に原画を見るとやっぱり細かい!あと線が細くて綺麗。原画を見ると改めてその精密さと丁寧さに驚きましたわ。
バムケロシリーズを知らない祖母のために、息子が「これがケロちゃん、こっちがヤメピでね、それで…」と説明していました。
バムケロ、ガラゴ、ぶーちゃんといったお馴染みの絵本の原画に加え、雑誌のために描かれたその他のイラストなども並んでいて、見ごたえがありました。
せっかくなので記念にと、まだ家にない「バムとケロのおかいもの」の絵本を息子に買ってやると、大喜びで何回も読みふけっております(息子はもう平仮名と片仮名はほとんど読めるので)。
で、美術館の入口で案内されたところによると、近くの「風土記の丘」でも展覧会をやっているそうな。しかも海洋堂のフィギュア展じゃそうな。
息子はぜひ見たいと言う。そして実はうちの母も海洋堂の「アリスシリーズ」のフィギュアを集めていたことがある。そんなわけで満場一致でそっちも見ていくことに決定。
おっと、その前にお昼ご飯を食べなくちゃ。
三次といえば、私が最近はまっている「三次唐麺焼(みよしからめんやき)」の本場であるからして、それを食わずして何を、というわけで、お好み焼き屋さんへGo。
このブログにもちょいちょい登場する唐麺焼とは、広島風お好み焼きをアレンジしたもので、中に入る焼きそばが「唐辛子を練り込んだ麺=唐麺」になっているもの。さらにソースにもこだわりがあって、広島市内でよく食べられている甘口の「オタフクソース」ではなく、三次市の「カープソース」の辛口を使う、という点がポイント。
で、母と息子は普通のお好み焼きを半分こ、私は唐麺焼を一人前注文して、熱々の出来立てをはふはふしながら食べました。母にも唐麺焼を一切れ分けると「あら、辛いけど美味しいじゃない」と好評でした。
食べ終わったら風土記の丘へ。広い公園の中に昔ながらの考古学資料館があって、三次の遺跡や出土品が展示されています。
今は資料館全体が海洋堂コラボモードになっていて、入口にはどーんと等身大のケンシロウ(北斗の拳)がアタタタタとお出迎え。
んで、考古学資料の展示物の中に紛れ込んでいるフィギュアを探せ、みたいなミニイベントもあって、土器と土器の間に小さな「太陽の塔」がそっと置いてあったり、太古の三次の様子を再現したジオラマの中でハイジがパンを食べていたりと、ちょっぴりシュールな光景が展開されておりました(´∇`)
で、海洋堂の特別展。
以前、広島現代美術館で開催された海洋堂展に比べると規模はずいぶん小さいものだったけれど、それなりに見ごたえはありました。
リアルな食玩フィギュアを使って、箱庭みたいなジオラマがいくつも並んでいて、海の中の風景を再現したもの、大樹に群れる昆虫達を現したものなど、3人で「こんなとこにこんなのがあるよ」と発見し合いながら楽しく見ていきました。しかし、リアルなミミズのフィギュアなんてどこに需要があるんだろう( ̄▽ ̄;)
その後は、新しく出来た農産品即売所の「トレッタみよし」に立ち寄り、ジェラートアイスを食べながらお買い物。おっと、唐麺の生があったよ母さん。買うて家でも食べようや。
その近くにはやっぱり三次が誇るお好み焼きソース「カープソース」が陳列されていて、可愛い手書きポップが添えてある。
野球のことじゃないよ、と言いながらも、三次出身の梵英心選手の似顔絵が添えてあるあたりがw
息子は、去年、三次に来た時に遊んだ「きんさいスタジアム」横の公園のことをよく覚えていて、遊んで行きたい遊んで行く!と我慢できない様子で走り出す。
此処は大型遊具がかなり充実していて、暑さにも負けず多くの子供が歓声を上げて遊んでいる。細かいミストを噴出する機械も備え付けられていて、私はその前に陣取って涼みながら子供の監視。お婆ちゃんは三次ワイナリーでお買い物。
たっぷり遊んで満足したら、後部座席でぐっすり眠る息子の寝息をBGMにして、広島に戻りました。おもしろかったです、マル(夏休みの作文風に締めくくる)。