つれづれぶらぶら

栗林くん早や6セーブ目。うふふ。

甲子園球場観戦記

これまでカープを追っかけてあちこちの球場を巡ってきた私。

しかしセ・リーグ球団の本拠地球場のうち、“あそこ”だけはまだ行っていなかった――

  

――阪神タイガースの本拠地にして、高校野球の聖地、阪神甲子園球場

 

 まぁ単純に、茅野から遠いからって理由だったんですけどね、広島を除けば。

ただ、やっぱ甲子園ってーと、他球場にはない、ある種の緊張感が走るわけですよ。

なんたって“猛虎軍団”を支える“虎キチ”の巣窟ですからね。

昔の広島市民球場と同じぐらい、いやそれ以上の熱狂ぶり――端的に言えばヤジとか喧嘩とか――が予想されるわけですよ。

そんなとこに真っ赤なユニ着て、子連れで行っても大丈夫なんかなぁ…とは、やっぱ考えますよね。うん。

 

でも、そんな不安を置いても、やっぱり甲子園には行ってみたい。純粋にスタジアム好きの血が騒ぐのよ。日本最古のスタジアム、野球界の象徴のような存在だもの。

 

しかもだ、現在カープは絶・絶・絶好調。2位に10ゲーム差をつけての断トツの首位ッッッ!

こんなに強いカープは正直記憶にないッス。

こ、今年こそ、ももももしかしたら、25年ぶりのゆ、ゆう………(震)

そんなめったにないシーズンだもの、もはや遠征費をケチっている場合ではないのよ!

茅野から塩尻まで鈍行で、

塩尻から名古屋まで特急で、

名古屋から新大阪まで新幹線で、

新大阪から尼崎まで快速で、

尼崎から阪神尼崎までバスで、

阪神尼崎から甲子園まで阪神電車で、延々と乗り換え続けて、着いた、ついに着いたぜ、甲子園球場――!!!

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♪くーもーはァわーき、光あふーれーてー、てーんたァかァくー、純白の球、今日ぞーとーぶー♪

この蔦の絡まる外観を見ながら『栄冠は君に輝く』を口ずさみつつ、ゲートをくぐり、スタッフさんに席まで誘導してもらうと、なんと………!

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こんなにめっちゃグラウンドに近い席だった!

外野フェンスから4列目。まさかこんなに良い席だとは思わなかった。

だって、この席(3塁アルプス席)めっちゃ安いんだもん。大人2700円、子供1100円。

いつも行くハマスタの内野指定席Aは4100円(子供料金なし)だけど、フェンスからはけっこう遠いから選手が遠いんだよね。

それが、もう、ホントにすぐ目の前に選手がわらわら歩いてんだもん。これが興奮せずにおらりょーか。

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大好きなフローズンビールをぐびぐび呑みながら、練習風景をまったり眺める。ああ幸せ。あーやっぱり来て良かった。

 

 

甲子園はグルメもけっこう充実していて、長いコンコースが2階分、色んな飲食店が軒を並べている。

名物の甲子園カレーを始め、焼きそばや焼き鳥といった定番がもちろん、握り寿司やカクテルのショップなんかもあったよ。

カレーとモヒートを買って席に戻ると、続々と他のお客さん達も集まり始めた。

 

3塁アルプスの人口比は、タイガース7・カープ3ぐらいかな。ポップコーン売りのお姉さんが「今日めっちゃカープファン多い!」と驚いてた。

ちなみに私の周りの席はけっこうカオスだった。

前の席には「めっちゃ濃いカープファン+めっちゃ濃いタイガースファン+中立的なカープファン」という、どうして君達いっしょに来たのと尋ねたくなるような男性3人組。

左隣の席は爽やかなカープファンの若いご夫婦。右隣の席はタイガースファンのご夫婦と幼児2人という家族連れ。

後ろの席は横一列ずらっと外国人タイガースファンの団体様。虎縞ユニを着用した白人のおじさんお兄さんと、英語ペラペラの日本人の混成軍団という、そんなカオスな光景の中で、いざ、プレイボール!

 

本日の先発投手は、タイガースはエースピッチャーの能見投手、対するカープはルーキーの岡田投手。

岡田くんが投げるのを見るのはハマスタに続いて2回目。相手は強敵の能見さんだけど、頑張って勝利をもぎ取ってほしいです!

 

ところが、さっそく2回裏に岡田くんはピンチを迎えてしまいますッ(>_<)

中谷選手、北條選手に連打を浴びてノーアウト1塁3塁、続く岡崎選手にもタイムリーを打たれ、1点を先制されてしまいました!

しかも依然としてノーアウト1・3塁のピンチは変わらず、さらに最悪なことにピッチャーの能見投手にまでフォアボールを与えてしまい、ノーアウト満塁という超絶大ピンチに!(; ・`д・´)

タイガースファンは大盛り上がり、対するカープファンは祈るような気持ちで「ああ、もう失点はしゃあないから、せめてアウトを取ってくれ…」と天を仰いでいたのでした。

 

………駄菓子菓子。

 

そこから岡田くんのギアがグンと上がったのか、その後の3者はピシャッと討ち取り、なーーーーんとこの回、たったの1失点でしのぎ切ったのでした!

これは上出来、上出来。っていうか、後から思い返すとこの試合の分岐点はまさにこの場面でしたな。

ここでグダグダっと失点を重ねてしまっていたら、その後の展開はきっと大きく変わっていただろうな。

 

近くの席のタイガースファンがぽつりと呟く。

「なんやろなぁ。勝っとるのに、なんや追い詰められとる気分やわ…」

 

その直後、3回表に反撃のスイッチを押したのは、やっぱりこの人、みんな大好き新井さん!

新井さんの華麗なスリーランホームランに、神が降臨した瞬間を目撃した気がして全身がぶるぶるっと震えましたよ。

もちろん周囲の席のカープファンと宮島さん+ハイタッチ。

 

その後も勢いは止まらず、ヒットを重ねる我らがカープ

今年の新作チャンステーマ(Superfly)が延々と流れる甲子園球場では、既にタイガースファンは意気消沈。「このカープのチャンステーマ、すっかり覚えてもうた。歌えるわ」と半ばヤケクソ気味に笑う。

 

7回の“ラッキーセブン”は恒例のジェット風船飛ばし。

ちなみに、風船飛ばしという応援スタイルを最初に行ったのは、甲子園のカープ応援団の人だそうですよ。応援団の人が「安くて音の出るもの」を探していて、問屋さんの店先で見つけた風船を飛ばしたのが始まりなんだってさ。

で、カープファンの赤い風船が先に舞い上がって、7回表が始まり、タイガースファンがいそいそと風船を膨らまし始めた。

ところが、カープの攻撃がなかなか終わらない。

ずーっと風船を持って待機するタイガースファンが焦れて、「おーい、もうなんでもええから、はよぉ飛ばせてぇやー!」とヤジる。

ところが、その声に応えるかのように、鈴木誠也のとどめの2ランホームラン。「もうええわー!」の声とともにいくつかの黄色い風船が空に(笑)

 

まぁそんな感じでですね、気持ちいいぐらいの圧勝だったんですけど。

でも、予想していたより周囲のタイガースファンの人達は明るくて親切でした。うちの息子は後ろの席のインターナショナルタイガースファン軍団の皆さんにずっと可愛がってもらってた。

 

試合後は、恒例のチャンテメドレーや応援団メドレーでカープファンの皆さんと喜びを分かち合い、たいへん良い気分で球場を後にしたのでした。

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