16日から18日までは3連休なのです!
それはそうとして、カープが優勝目前(マジックナンバー1)なのです!
もうこの3連休中に優勝が決まっちゃいそうなんです!
これがじっとしておらりょーか!!!
だって、去年は「ああどうしてアタシは東京ドームに行かなかったんだろうバカバカバカ」と後悔しまくってたわけですよ。
今年も同じ後悔を繰り返すわけにはいかない。さすがに広島には行けないとしても、あの歓喜をカープファンと分かち合いたいッッッ!
そう思って、“関東カープファンの聖地”と呼ばれる東京・神田のBIGPIGというお好み焼き居酒屋に「ダメ元で」電話を架けてみましたんよ。
いやもう、BIGPIGったらカープ界隈では超有名店ですからね、こんな時期に電話をかけても予約は取れないだろーなって思ってたら、ですよ。
「(試合中の)昼間は満席ですが、夕方以降なら若干のお席があります」言われてさ。 ホント?じゃ、じゃあ、おおおおお願いしまァァァァァす!!!!
そんなわけで、16日(土)夕方6時半から、という“展開によっては最高”のセッティングができたもんで、さっそく神田のホテルをおさえて、息子と一緒にお出かけだーーーーいヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
で、土曜日の朝、特急あずさに乗り込みまして、まず行き先はこないだと全く同じ、上野の国立科学博物館。
よく飽きないねと言われそうですが、いやホラ、今ね、『深海2017』展やってっからさぁ。
深海展は「地味、マニア向け」とは聞いていたけど、でもまぁ、うちの息子は深海魚マニアだし。 なんせ、息子に「一番好きな深海魚は?」って聞いたら、普通はリュウグウノツカイとかダイオウイカとかラブカとかだと思うんだけど、「ホウライエソ」だからね。なにその渋すぎるチョイス。
で、着いたらですね、そりゃもう凄い超満員で、入場制限すらかかっておりました。日本ってこんなに深海マニアがいる国なんだね。
ようやく会場に入れても展示物の前にはほとんど近寄れない。 ちなみにその展示物は何かっつーと、超グロイ見た目の深海魚のホルマリン漬けだったりするんですが、それに大勢の老若男女の深海マニアが目をキラキラさせてるわけですよ。凄いね日本って。
というわけで、そんなに深海マニアでもない私にとってはやっぱり地味な印象の展覧会だったんですが、息子は面白い面白い言ってたので、まぁ良かったなと。
その後は地球館に行って、息子の好きな展示物をぶらぶら。
何と言っても「系統広場」。床に引かれた線(進化の分岐)を進んで色んな生物に辿りつく「生まれ変わりゲーム」で今回も楽しく遊びます。
今回も、ピロリ菌になったりモジホコリになったりダチョウになったり、色々と楽しい進化の道を歩みましたよっと。
そりゃいいんだけど、お昼を過ぎたあたりからだんだんと私の気が散ってしまうのよね。
台風が近づいてきているけれど、今日のカープの試合はあるのか。今日の優勝はあり得るのか。今夜、私は歓喜の渦に飛び込めるのか。
そうこうしているうちに、広島のMさんからメール。今日の試合は2時半からだと、雨はなんとか止みそうだと。
そう聞くともう落ち着かない。
国立科学博物館を出て、上野の街へ。 CSチャンネル(J-SPORTS)が見れるカラオケボックスに向かうも、「すみません満席です」と言われてしまう。念のため他の店も回ってみたけど、どこもダメー。
くそう、カープ見られへんやん、と肩を落としつつMさんにメールを送ると、それなら私が実況メールを送ってあげる、と優しい言葉。
小雨が降ってきたこともあり、神田のホテルに向かいながらMさんのメールで試合の状況を追いかける。
すると、序盤からカープがポンポンポーンと先制点を叩き出し、こりゃあ今日はイケるやーん、と頬を緩めていたのね。
もう頭の中は今夜の歓喜の渦の妄想だけですよ。テレビ中継とか来ちゃうかなぁ。全国に映っちゃったらどうしようーキャー、なーんてね。
ところが どっこい
スワローズもね、そりゃ意地もありますわね。
そういえば一昨年、スワローズの胴上げを阻止したのがカープだったなー、なんて、かすかな記憶も呼び覚まされつつ。
じわじわと追い上げられ、同点にされ、さらに1点を追加され、劣勢のまま9回の攻防へ。
その頃、パ・リーグのほうはソフトバンクが優勝を決めていたりして、セ・パ同日優勝だと1958年の巨人&西鉄以来、59年ぶりの快挙になります――なんてNHKのアナウンサーの声すらも不吉なフラグに聞こえ。
イヤな予感を抱きつつも、夕方のBIGPIGのためにユニフォームを羽織り、ケータイを握りしめながらホテルを出た夕方6時過ぎ。
Mさんからの実況メールが一瞬途絶え、あれ、どうなったのかな――と思った瞬間に、神田高架下の飲み屋の呼び込みの兄ちゃんから、こう、声を掛けられたわけですよ。
「今日、残念っしたねぇ」
……………そっすか(´;ω;`)
「…あ、すんません、言わんかったほうが良かったっすか」
……いや、いいよ、どうせすぐに分かることだから、と、申し訳なさそうな兄ちゃんに手を振り、Mさんからのメールを開く。
うん、Mさんありがとう。あなたの実況より先に答えを知っちゃった(´;ω;`)
顔を上げると、高架下の向こうに見えるBIGPIGの店の前にはたくさんの赤い人々の群れ。
試合を見届けた人々が、重い足取りで、店から次々に出て来られる。入口には6時半からの予約客が列をなしてる。皆さん同じ表情。膨らんだ期待が一気にしぼんだような顔。
でも、まぁ、いいんじゃないか。今日優勝したってソフトバンクに半分持ってかれるんだしさぁ。そうそう。楽しみは後に置いておいたほうがいいってもんよ。…なんて(涙を隠しながら)語り合う。
でも、まぁ、それはさておき、BIGPIGはやっぱり関東カープファンの聖地ですよ。
店内は見渡す限りカープだらけ。初優勝のスコアを書いたスコアボードが飾られ、あっちにもこっちにも選手やカープ贔屓のタレントのサインや写真がびっしり。
注文はもちろんお好み焼き。ドリンクは何にしようかなっと。
「前田智徳のポップコーンハイボール」が猛烈に気になったので注文してみた。ユニフォームを着てきた客には選手カクテルが1杯サービスされるらしい。ラッキー。
飲んでみると、見た目は普通のハイボールなのに、ポップコーンの甘ぁいフレイバーがして、不思議な感じでした。女の子受けは良さそう。
お好み焼きと揚げもみじまんじゅうを食べて、お腹ぱんぱんになって、ご馳走様。美味しかった(*^_^*)
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さて、翌日は西日本に台風が上陸中、ということで試合は早々に中止発表。
というわけで、今日は息子の接待日。池袋のサンシャイン水族館へ。
サンシャイン水族館は2年半ぶりなんだけど、最近テレビとかで「空飛ぶペンギン」が話題なんで、見たいなーと思ってたんですよ。
要するに、屋上の壁面をペンギン用の水槽にすることによって、外の風景と水槽の中の風景を一体化させたわけですよ。
シンプルなアイディアではあるけれど、良い発想。オシャレ。
お昼ご飯は水族館の屋上テラスのレストランで。
息子はカワウソハヤシライスとジュース。
私はヘビカレーと天空のペンギンカクテル。
カクテルのほうはLEDでキラキラ輝くイミテーション氷の下に青いシャーベットとナタデココの星が沈んでるという、ミントとライムの甘いお酒。
…これで、屋上テラスに大雨がざんざん降ってさえいなければ、さぞかしお洒落な雰囲気なんだろうけどなぁ(;´・ω・)
あ、ちなみにサンシャインシティをご利用の皆様にお知らせです。
サンシャインシティの最寄り駅はJR、もしくは地下鉄有楽町線の池袋駅が一般的だと思いますが、それだと雨の日はサンシャイン通りで濡れちゃうのよね。しかもたいがい混んでるし。
有楽町線の東池袋駅を利用すると、地下通路を使って、ほぼ濡れずにサンシャインシティ文化会館に入ることができます。その手のサークル活動などでご利用の方には特に朗報かと存じます。
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夜はいつもの銀座TAU(広島県アンテナショップ)。店頭に輝くマジックナンバー1。ああ優勝が待ち遠しい。
って、実際問題として、待ち遠しいのはファンよりもむしろ店員さんのほうのようで。
「昨日優勝すると思ってね、このへん全部片付けたの。でも昨日はアレだったでしょ、だから元に戻すのも何だからそのままにしてるんだけど…」
と困った顔の店員さんの視線の先の棚は、こんなありさまでございました(;^ω^)
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上野の国立西洋美術館の前を通りかかった時、息子が『アルチンボルド展』にめっちゃ興味を示していたので、日曜日は再び上野へ。
なんでかっていうと、息子はEテレの『びじゅチューン!』が大好きでさ。その中の「夏野菜たちのランウェイ」の題材になったのがアルチンボルドの絵だったわけです。
エントランスには「アルチンボルドメーカー」なる展示物が。最新のデジタル技術で、野菜や果物を組み合わせてあなただけの肖像画を作ります、というもの。
アルチンボルドメーカーで作った息子の顔。
似てるといえば似てる、似てないといえば似てないんだけど、こういう試みは分かりやすくて面白いね。
日本初のアルチンボルド展とあって、会場の中はものすごい人。 精密に描かれた動植物などで構成された肖像画は、じっと観察すると次々に新しい発見があって、誰も絵の前を離れようとしないのでした。
他にはダヴィンチのカリカチュア(風刺画)とかもあって、ペンでサラサラッと描かれたグロテスクな人の顔からは現代のコミックの源流を感じました。
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昼ご飯を軽く済ませ、午後2時の特急あずさに乗り込みます。
しかしながら、午後2時からはちょうどカープ対タイガースの試合が甲子園で行われているわけですよ。 うーうー、気になる気になる。早く帰ってテレビが見たいーーーー。
またもやMさんの実況メールに甘えつつ、一路、茅野へと戻るのでありました。この続きは次の記事にて!