さて、私は野球のシーズン中は毎日radikoで「RCCカープナイター」を聴いているのですが、その番組の途中で流れるCMが気になっていたのよね。
「小さな水族館、マリホ水族館♪生きている水塊で癒されませんか♪ナイトアクアリウムも大人気♪」
この奇妙な名前の水族館のことは、前に聞いていた。
“マリホ”というのは、広島市の南西部にある“マリーナホップ”という商業施設のこと。アウトレットモールもあり、私が独身の頃は活気があったけど、その後は徐々に客足が衰え。
そのテコ入れのために、その一角にめっちゃ小さな水族館ができたらしいと聞いたのは2017年のこと。どんな感じなんかなぁ、とは思っていたのよね。
てなわけで、父の車を借りて、息子を連れてマリーナホップまでドライブ。
広島市街地を突っ切りながら、カーラジオから流れる地元のラジオ番組に耳を傾けていると、明日は台風が広島を直撃するようだ、とのこと。おやおや。
そういえば少し風が強くなってきたなと思いつつ、観音(かんのん)の飛行場を通り過ぎ、ヨットハーバーの手前にあるのがマリーナホップ。
一時は民事再生法の適用も受けたと聞いたから不安があったものの、今はうまく再始動できてるみたいで、平日にもかかわらず駐車場はそこそこいっぱい。
高級ブランドのアウトレットは少なくなり、その代わりにペット同伴OKの施設が増えてて、ファミリー向けにシフトチェンジしたのかな。
さて、マリホ水族館は、と。
入場料は大人900円、小中高生500円。私立の水族館としてはかなり格安。
とはいえ、まぁこの値段は妥当かな。噂には聞いていたけど本当にちっちゃい。くるっと一周しても30分程度で見切れてしまう。
それでも、サンゴ礁の大水槽もあるし、広島の山奥の渓流をイメージした激しい水流の水槽(“生きている水塊”というのはこれらしい)も見ごたえはあります。
私と息子は水族館に関しちゃ目が肥えているから正直物足りないけど、ショッピングの合間とか夜のデートとかに立ち寄るんなら充分のサイズじゃないのかしらね。
まぁ、水族館ヲタならわざわざ電車に乗って船に乗ってまでして廿日市市の宮島水族館に行くんだろうしね。
あ、ちなみに、水族館の出口のそばに「カープ鯉の池」があったのはやっぱりというか、うん、広島に帰ってきたんだなぁ(遠い目)
なお、この水族館の半券を持っていると、マリーナホップのあちこちのお店で色々なサービスが受けられる。レストランで1ドリンクサービスとかね。
水族館を出てぶらぶら歩いていると、「いのちの楽園・秘境アマゾン展」という特別展をやっていたので、入ってみる。
こちらは大人1000円、子供800円とややお高め。とはいえここでも水族館の半券が効き、それぞれ100円割引に。
色鮮やかなモルフォ蝶やカブトムシなどの標本に、ピラルクーなどの魚、カエル、イグアナ、ナマケモノなどの生き物などが展示されていました。
ふれあいゾーンでは、モルモットと触れ合ったり、色鮮やかな鸚鵡を至近距離で観察できたりしました。
ショップゾーンでは珍しいカエルグッズなんかも色々あったりして、最近とみにカエル好きになってきた私にとっては財布の紐が緩みかけたけど、グッと我慢我慢。
その後は、ヨットハーバーに面した小さな遊園地ゾーンへ。
雨がポツポツ降り始めていたけれど、小さな観覧車に乗って、上空から瀬戸内海の島々を眺める。
小さなジェットコースターや急流下りなんかもあって、念のため「乗ってみる?(・∀・)」と聞いてみたけど、もちろん頑として首を縦に振らない。
「花やしきでお母さんにだまされてジェットコースターに乗せられたから、もうぜったいだまされないもん」と、恨みがましげな視線をこっちに向けてくるのであった。
その代わりに、隅のほうにあった「おっとっと」という謎の家に入ってみたいと言う。
これはそのまんま、斜めに傾いだ状態の家の形のアトラクションで、中でまっすぐ立っていられるかな?おっとっと…!という代物らしい。
小さなアトラクションなので息子だけ行かせて、出口のほうから覗いてみると、確かに中の階段などが全部斜め。駆け上がろうとしてはズルズル滑っている。他の子供と一緒になってキャーキャーはしゃいでいた。
台風はと言うと、前日からJRも路面電車もバスも運休決定、デパートもレジャー施設も臨時休業、という厳戒態勢。お出掛けはNG。
しかし翌日、確かに広島市を台風が直撃したものの、四国を過ぎたあたりで既に勢力が衰えていたためか、被害ほぼナシ。
まぁ、おかげさまで、息子の宿題が片付いたヨヾ(o´∀`o)ノ♪