こないだ何気なく見たネット記事で、「マイタケが固いお肉をビックリするほど柔らかくシットリさせてくれる!」というのがあったんですよ。
で、調べてみると、その記事の元ネタはどうやら「ためしてガッテン」のようで。
ほほー、こりゃ何が何でも試してみにゃいけん。
なぜかというとですね、ここんとこ毎年の人間ドックの数値があまりよろしくないのですよ。端的にいうと肥満。体脂肪率が高すぎる。痩せなさい。食べるものに気をつかいなさい。お肉は脂の多い豚バラ肉じゃなく、ヘルシーな鶏の胸肉を選びなさい。
……ってもさー、鶏の胸肉って固いしパサパサするじゃん。あんま美味しくないじゃん。旦那も息子も露骨にイヤな顔するんだもん。ねぇ。
いや、私だってそりゃ頑張ってきたんですヨ?鶏胸肉を塩水に漬けたりとか、塩麴を揉み込んだりとか、色々試してきたんですよ。でも苦労したほどには柔らかくなんなかったし、塩麴はなんだかんだ結構手間がかかるうえにそこそこ値が張るし。
ただ、そうは言っても鶏の胸肉は何といっても「安い」!!!
豚バラが100グラム180円ぐらいなのに対して、鶏胸は100グラム39円とか、特売の日ともなると15円ぐらいにまで下がったりする。1枚100円とかそんぐらいで買えちゃう。まさにお給料日前の救世主。
そんなわけで、鶏胸肉をなんとか美味しく食べられないもんかなぁ、と常日頃考えてはいたのですよ。
そこへ来て、その解決策がどうやら「舞茸」であるらしい。
ちょい待って。あたし、キノコの中では舞茸が一番好きなんですけど。我が家の買い物袋にはだいたい入ってる、不動のレギュラーメンバーなんすけど。
そんな!いつも一緒に笑ってたアイツが、まさかの救世主だったなんて?!ドキッ!
ってなわけで、さっそくその実力を試してみましょう。
買ってきた雪国舞茸1パック98円、そして鶏胸肉1枚300グラム。
胸肉をそぎ切りにしてタッパーに入れ、舞茸をちぎって被せ、薄く溶いためんつゆを注いで冷蔵庫で1日置きまーす。
次の日の夜、胸肉に片栗粉をつけてソテー。
さて、どんなもんっすかね。
「…うん、食べやすい」「おいしいよー」
旦那と息子の反応も悪くない。及第点。しかしながら、「ビックリするほど柔らかくシットリ!」というのにはまだやや遠い気がする。よし、半分残った胸肉はこのままもう1晩つけ置きじゃ!
翌日、残った胸肉を同じように片栗粉をつけてソテーしてみた。ついでに舞茸も一緒に炒めてしまえ。さて、どうだ?
「うっわ、柔らけぇ!」「おいしーい!これ、なんのお肉?」
旦那と息子の反応が昨日とは段違い。ホント、私もビックリしたぐらい、ものすっごくシットリしてて全然ぱさついてない。さらに舞茸の風味がお肉にしみ込んで、めっちゃ美味しい!これが100グラム15円の特売のお肉だとは誰も思うまい!
だがしかし、傷みやすい鶏肉を2日漬け込むのはそこそこリスキーな気がする。できればもう少し早くあのシットリ感を出したいものじゃなぁ。
ってなわけで、単純に物量作戦。舞茸の量を倍にした。いやなに、スーパーでたまたま舞茸が特売だったのよ。いつもの倍の量で150円ぐらいだったのね。
で、旦那と相談して、「肉を包み込むようにしたほうが効果的なんじゃないか」ということで、タッパーの底に舞茸を敷き詰め、肉を敷いて、その上からさらに舞茸を敷いてサンド。そして薄いめんつゆとスライスしたニンニクをかけて、1日保存!
はい、これが大正解でした。単純に舞茸の量が多くなったぶん、肉が早く柔らかくなりましたよ。しかも舞茸好きにとっては美味しさも倍増。イエーイ(*^^)v
このテクニックを覚えてからは、舞茸と鶏胸の特売日が重なってたら必ず買って、ちょちょいと漬け込んでおきます。翌日の晩ご飯の支度が楽になるし、脂っこくないから色んな料理に使えるし、なんだか鶏胸、好きになってきたかも!
そんでもって、体脂肪率もほんのちょっとだけど下方修正しつつある……かなっ???