つれづれぶらぶら

花粉症持ちにとっては例年以上につらい春です(主に精神的に、周囲の視線が)

『この世界の片隅に』ができるまで展2

映画を観終わったら、急いで新宿から西荻窪へ移動。

なぜかというと、西荻窪駅前にある「ササユリカフェ」にて、現在「『この世界の片隅に』ができるまで展2」が開催されているからなのです。

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 ちなみに、このササユリカフェを経営している株式会社ササユリは、社長さんが舘野仁美さん。元スタジオジブリのアニメーターさんです。「スタジオササユリ」というアニメーションスタジオも経営していらっしゃいます。

スタジオササユリと言っても分からないと思いますが、代表作は間違いなく皆さん知ってるでしょう。NHK朝の連続テレビ小説なつぞら』のオープニング(&作中)アニメーション(東映アニメーションとの共同制作)です。舘野さんは『なつぞら』にアニメーション監修という重要な役割で参加しておられます。

「なつぞら」のアニメーション資料集[オープニングタイトル編](小冊子)

「なつぞら」のアニメーション資料集[オープニングタイトル編](小冊子)

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  • 出版社/メーカー: スタイル
  • 発売日: 2019/09/01
  • メディア: ムック
 

 

で、ササユリカフェはアニメーション関係者が集まるカフェとしてちょくちょくその名を聞いていて、いっぺん行ってみたいなーと漠然と考えていたんだけれども、このたび『この世界の片隅に』関連の展示会が開催されるということで、矢も楯もたまらず伺ってきました!

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展示スペース自体は小さいけれど、展示されているものの物量はハンパない。

片渕監督が書いた脚本のコピー、『この世界の片隅に』の全ての絵コンテ(初期に構想されたもの、2016年版用に一部のシーンをカットしたもの、2019年版用に再構築したものの全部が比較できるようになっている)のコピー、未公開絵コンテ、いくつかのシーンの動画(本物も含む!)、大量のレイアウト(原画の下書きとなるもの)のコピー、などなどなどなど。めっちゃくちゃ多くて絶対に見きれるわけがない!

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写真撮影は展示スペースの外観と入口の片渕監督のメッセージはOKですが、展示スペース内での撮影は禁止とのこと。そりゃ当たり前ですな。じっくり読みたければレジ前で販売している絵コンテ集を購入しましょうって話です。

 

ドキュメンタリー映画『<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』で、監督補の浦谷さんが「やめてぇぇぇ」と悲鳴をあげてらっしゃった、例の「小松菜の種がころころっと転がるシーン」の動画があったのでパラパラ観る。

うわぁマジでエグいッッッ(゚Д゚;)

ちっちゃなちっちゃな小松菜の種、その1個1個がばらばらに動くー。さらにハイライトまで指定されてるー。ほんの一瞬のシーンなのに全部手書きって怖ぁー!

(↓この予告編の0:32のところです。)


『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』予告編

 

他にも、検査中の誉エンジンの筒から噴き出す炎の色分けとか、慟哭するすずさんの涙の粒いっこいっこの動きとか、こんだけたくさんの枚数費やしてんのーって感じで、ホント、アニメーターさんって大変なお仕事なんだなぁ!!!

 

そしてアニメの設計図である絵コンテには監督の考えが全て盛られていて、例えば、小林の伯父さんの横に「文学に傾いていた頃がある」なんてメモがあったりして興味深く眺めました。レジ横で販売している最長版絵コンテ集(ファンの間で「鈍器」と呼ばれているほど分厚い・しかも2冊組)を買おうかどうしようか悩んだけど、うちの本棚に入るスペースがない……諦めよう(;´・ω・)

 

そんな感じで、展示物を眺めつつ、美味しいお料理を頂きました。

ササユリカフェの名物メニューである「ササユリカレー」は、生姜がたっぷり入ったキーマカレー。とっても美味しかったです!また食べたいなー!

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デザートも食べたくなって、バナナブレッドも注文。熱々ほかほかの甘いバナナの匂いに惹かれて、出された瞬間に食べてしまったんだけど、食べ終わるあたりで「写真を撮っときゃよかった」と気づく痛恨のミス。カットバナナとイチゴとクリームも添えてあって、見映えもすごく良かったのよー。

カフェ自体もとってもお洒落で清潔感のあるお店で、テラス席もあります。トイレも綺麗だったよー。

あと、やっぱりお客さんは業界関係者の方々が多そうな感じでした。周囲の席から聞こえてくる会話が「永井豪先生のご実家で…」とか「こないだ、〇〇の作監の〇〇さんと…」とか、なんかもう完璧に業界のソレっぽい内容だったのにドギマギ(;^ω^)