先週、あまりにも美しい雲海を見て感激したので、撮った写真を会う人会う人に見せびらかしまくって「早朝の富士見パノラマリゾートいいよ~!行くべき!」と宣伝しまくっていたのだが。
今週もまた富士見パノラマリゾートの公式サイトをちらちら眺めていたら、土曜日の雲海予報が60~70%と高く、こりゃまた見に行かねばなぁ、と胸が躍るのであった。
というわけで土曜日の今日、またもや早朝5時に息子を車に乗せ、未明の国道2号線を東に20分、富士見パノラマリゾートに到着。
おおお、今日は先週よりもお客さんが多い。チケット売り場には既に長い列ができている。30分ほど待って、ゴンドラの往復チケットを入手し、ゴンドラ山麓駅に向かうと、そこにも長い列。
見上げた空は、先週よりはやや晴れていて、上空の風が強いのか、雲がぐんぐん流れている。雲海は見れるかなぁ。風が強い時は雲海はできにくいのだ。
しかし、ゴンドラ山頂駅から見下ろす風景は、今日もたいへん美しかった。
強風に煽られた雲の塊があちこちで暴れまわっている。先週のなだらかで静かな一面の雲のじゅうたんに比べると優美さにはやや欠けるものの、まるで竜のような真一文字の雲が八ヶ岳に寄り添うように伸びている様子はどこか神秘的である。
今日は富士山は雲に隠れて見えない。
ひとしきり雲海を楽しんだら、今日もまた特設された「雲海カフェ」で朝ごはん。私はコーヒーとベーグル、息子はコーンスープとレモンケーキ、それからめっちゃでっかいメロンパンを半分こして食べた。美味しかった。
下りのゴンドラの中からは、樹々の間からもくもくと絶え間なく立ち上る雲の様子を眺めていた。古事記の中で須佐之男命が「八雲立つ」と詠んだ光景はこういうものであったろうか。雲の合間にうっすらと虹も見える。
そんなわけで、2週連続で雲海を見に行ってきたのだが、いやー、何度見ても見飽きるということがなくて、やはり大自然の造形は素晴らしいなぁと思うのであった。
この雲海ゴンドラは11月15日まで(諏訪6市町村民&山梨県民の無料招待サービスも同日まで)。それを過ぎると、諏訪地方には厳しい冬がやってくる。雲海を楽しむなら今のうちにどうぞ!