つれづれぶらぶら

今日一日頑張ったら3連休!お楽しみを用意しているのでめっちゃワクワク。おしごとがんばろ。

復活してほしくはないドリンク

今週のお題は「復活してほしいもの」だそうです。

いやー、この2年間、何が一番しんどいかって、スタジアムに行ってカープを大声で応援できないってのがツライっすね。全員でチャンステーマを歌って、大きな声で選手の名を呼んで、外野ならスクワットして、7回には真っ赤なジェット風船を一斉に空に打ち上げて、嬉しい時には立ち上がって宮島さん歌って同志とハイタッチして、ビールの売り子さんを呼び止めてごっくごっく飲んで、ぷっはー!って、あれができないのがね、悲しいよね、ストレスが発散できなくってしんどいわね。

感染症が落ち着いても、どうでしょうね、ジェット風船とかは復活するんですかね。もともと衛生面やごみ問題的に問題視されていた応援スタイルで、前々から禁止されているスタジアムも多いし、このまま全面禁止とかになっちゃったら寂しいけどなぁ。

どう変わってくるんでしょうかね、野球観戦のスタイルは。でもね、選手別応援歌もジェット風船もスクワットもスワローズさんの傘振りも、過去の応援団や個々のファンが創意工夫して作り上げてきたもの。これからは、アフターコロナ時代の新しい応援スタイルがまた生まれてくることでしょう。選手を応援したい、贔屓のチームの力になりたいって思いだけは永遠に変わるはずがないもの、ね。

 

で、本題はそれとは全く関係なくてですね。

「復活してほしいもの」というお題を見たときに、ふと頭の中をよぎったのが、かつて味わったことのある清涼飲料水のあれこれなのでした。

例えば――マトモなところから話をするね――、2006年にキリンから発売された「聞茶(ききちゃ)」とか。烏龍茶やジャスミン茶などをブレンドしたスッキリした味わいのお茶で、白磁の器を模した容器がお洒落でした。旦那も私もすっごく気に入っててねぇ、デート中にもよく飲んでたんですが、何度かマイナーチェンジした後に、いつの間にかなくなっちゃいましたね。これはまた当初の味のまま復活してほしいものです。

これは、まぁ、お題のとおり、本当に復活してほしいって思ってるやつなんですけど、その他に、なぜか思い出してしまうのは、特殊な味覚をお持ちの方々に愛されていた、極めて個性的な味わいのドリンク(奥歯に物の挟まったような言い方www)のあれこれですね。

その代表的な例といえば、

ペプシ アイスキューカンバー

でしょう。2007年に発売された、なんと「きゅうり味」のペプシ。この時期のペプシは「頭が悪い」とか「悪ふざけが過ぎる」としか言いようのない期間限定商品を次々と打ち出してきていて、「あずき味」だの「シソ味」だの「モンブラン味」だの色々と売り出してきていたのだけれども、その先駆的な商品がアイスキューカンバーだったのではないかしら。今にして思えば、いわゆる炎上商法だったのかとも思うんだけど。

で、そのアイスキューカンバー、面白半分で恐る恐る購入して、さっそく飲んでみたんだけど、プシュッと蓋を開けた瞬間の、弾けるような「めっちゃ青くさい匂い」に嫌な予感しかせず、とりあえずコップに注いで一口飲んでみたところ、食道から戻ってくる強烈な「ウリ臭のゲップ」に耐え切れず、うあああこいつはあかんやつや、これはムリやわ、と拒否反応を示したものの、せっかく買ってきた飲み物を一口飲んだだけで捨てるというのはもったいなくて、どうしようどうしたらいい、と狼狽しながらキッチンを見回していたら、ふと目に留まったのが試供品で貰った「粉末青汁」、そうじゃ、これ苦くてよう飲めんかったんじゃ、どうせ捨てるもんなら試しに混ぜてみちゃれ、とヤケクソで粉末青汁にペプシを注いで混ぜて飲んでみたら、あらビックリ、なぁんて美味しい青汁なんでしょう!あの苦いだけだった青汁が、爽やかでスパークリングな青くさい飲み物に大☆変☆身!うまーい!もう一杯!!!じゃねぇよ!!!もう二度と飲まねえ!!!

もちろん、当時、遠距離交際中だった旦那もアイスキューカンバーにチャレンジして、一口飲んで、残りは迷わず排水溝にダバーッとしたそうです。以来、我々夫婦の間では、何かトンチキな飲料が出ると、「"きゅきゅんば"よりマシか否か」という観点で議論することにしています。トンチキ系ジュースのひとつのメルクマール、それがペプシきゅきゅんば。とはいえ、旦那の個人的な意見としては「ゲロまずさでは『ペプシカーニバル』のほうが上だった」ということですが。マズさで記憶に残るジュースってどうなん、日本ペプシさん。

 

あと、私が1シーズンだけ謎のドはまりをしたのが、1990年にアサヒビールから発売された「梅麗露(メイリールー)」

あまり店頭では見かけたことがなくて、私が記憶している限りでは、広島バスセンターのホーム隅の自販機にありました。てなわけで、バスで紙屋町に出るたびに、物珍しさもあって必ず買ってました。

商品名からお察しのとおり、中華風の味わいのジュースで、なんか色々と中華料理でお馴染みのスパイスが入っていたんじゃなかったかな。覚えているのは、缶を開けた瞬間に、キンモクセイの華やかな香りが漂うんですよ。桂花陳酒の香りと言えば分かりやすいのかな。その素敵な香りにうっとりしながら口に含むでしょ、そしたら爽やかな甘さが口の中いっぱいに広がるんですね。いいでしょ。で、ゴクンって飲み込むでしょ。そしたらね、食道から戻ってくるんですよ、強烈な「龍角散の匂いのゲップ」が……。

きゅきゅんばとは違って、飲み込むまではとても好感が持てる味で、でも後味がヒドイというね、短時間に快から不快へ叩き落されるギャップが、なんとも言えんでした。じゃあ飲むなよってお思いでしょうが、ならばどうして私が飲み続けていたかというとですね、私自身、分かっていたんですよ、このジュースはきっとすぐに販売終了になるだろうということが。今、飲まないともう二度と飲めないだろう、一期一会じゃ、という予感がね。その予想どおり、その次のシーズンにはもうその自販機には入ってなかったんですけどね。いや、でもね、嫌いじゃなかったですよメイリールー。復活はせんでええけど、一口だけ飲むかって聞かれたら真っ先に手を挙げたい一品ではありますね。

 

その他に思い出すのは、子供の頃に兄貴と半分こして飲んで2人して眉をひそめた初代チェリーコークとか、2012年にサントリーが出したエスプレッソーダのマズさとか、味の記憶は色々ありますけど、味ではなくCMが記憶に残っているのは、1980年代にキリンから発売されていた「オフサイド」ですね。あの時代にテレビやラジオを視聴していた人々ならば、わけのわからないクイズと選択肢が流れて、その直後に「オフサイドできます」もしくは「オフサイドできません」という硬質なナレーションで締める、という意味不明なCMを記憶している方も多いはず。

良くも悪くもバブル期の、あの時代のフジテレビ的な感性のCM、という感じでしたが、とにかく印象に残っていますね。ラジオCMのほうが面白かったかな。はっきりとは覚えていないけど、確か、「『明日はデート!胸が躍るな!』と言うA子さんの『胸の踊り』は?」という問題に対して、色んな民族の踊り――その当時流行していたアフリカのブッシュマンのお祭りの音とか――を選択肢として挙げる、みたいな感じのやつでしたね。こうやってテキストにするとすっげぇくだらねぇな。バブル期だから許されてた笑いって感じもしますね。ま、当時は面白かったっす。今、同じものを視聴して面白いと思うか寒いと思うかは知らん。時代は移ろうもの。諸行無常

 


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