つれづれぶらぶら

旅行記はちょっとずつ仕上げていきます。お楽しみに~。

クラフトビールを飲んでみた・その17

「飲んだクラフトビールの感想をブログの下書きに書き溜めておこうシリーズ」、その第17回目です。

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ここんとこ暑すぎて、ちょいと寝不足気味なんですよね。夜中に2~3回ぐらい起きてしまって、あんまり熟睡できてません。そのせいで夜は早めに眠くなってしまうもんで、ブログを清書してUPする時間がなかなか取れないのが困ったものです。

というわけで、この記事は内容自体は1週間前ぐらいに書き上がってたんだけど、清書せずに下書きの中に寝かされてたわけです。ホントはホップ摘み記事の前にUPしたかったんだけどね。まったく暑くてやってられませんのー。

まぁ、そんな暑さだからこそ、なおさらビールが旨いというものです。今回も「ビール」の固定観念を覆してくれるような、個性的で美味しいクラフトビールをご紹介していきますねー!

 

1 Outsider Brewing 「ワイン塩とライムセゾン」

(セゾン ABV5.5% IBU35)

outsiderbrewingbottl.stores.jp

甲府に『1秒先の彼』を観に行った帰りに、昼食がてらアウトサイダーさんにお邪魔してきました。前に一度しか来てないのに、店員さんが私の顔を覚えていてくれて感激しましたよ。相変わらずお料理も旨いです。ビール抜きでも立ち寄りたいぐらい。

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さて、今回立ち寄ったのは、ワイン塩を使った新作のセゾンが出たという情報を聞いたからなのでした。山梨県と言ったらやっぱりワイン処ですもんね。

うっすらとベビーピンクがかった可愛らしい見た目。泡は少なめです。口に含むと、まず塩味を感じ、それを追いかけるようにライムの爽やかな酸味がやってきます。それらをしっかりと支える苦味もあって、全体の調和が取れてとても美味しい。この「すっぱしょっぱさ」が夏の暑さにピッタリですね!軽いのでぐいぐい飲めちゃいまーす!

 

2 Y.MARKET BREWING「ルプリンネクター

(New England Double IPA ABV7.5% IBU11.23)

craftbeer.nagoya

いつものストーブハウス原村店さんで頂きました。このルプリンネクターはワイマーケットさんの代表銘柄であり、クラフトビールを扱う酒屋さんで「ヘイジーのオススメありますか」と尋ねると高確率でこれが出てくるぐらいの人気商品。このルプリンネクターの限定ヴァージョンは伊勢丹新宿店のクラフトビールコーナーのリニューアル記念としてリリースされたこともあるぐらいです。

本当に美味しいんですよね。実は以前に飲んだことがあって、その頃はヘイジーに馴染みがなかったので何と表現したらいいか分からなかったんですけど、このジューシーなとろみ感、華やかでトロピカルな香り、ほのかな甘みと控えめな苦みが交差する絶妙なバランスの良さは、これもう完成形やん、もう皆これ飲んでたらええやん、と妙に納得してしまう感じの美味さです。

 

3 Derailler Brew Works「新世界ニューロマンサー

(Mix Juiced IPA ABV7.0% IBU51)

すっかりお気に入りのディレイラさんから3本。まずは「大阪といえば、みっくちゅじゅーちゅ」ということで、フルーツたっぷりのIPAから。

淡いクリーム色の、とろとろネクター。鼻を近づけてみると、えっ!カスタードクリームの匂いがする。およそビールのイメージからは遠い感じの甘~い香りにびっくり。そして口に含むと、甘~いバナナとピーチのクリーミーなジュースが口の中いっぱいに広がって、その直後、意外にもしっかりとしたホップの苦みがドスンとやってきます。これは甘~いフルーツジュースなのか、はたまたハードなIPAなのか。迷っているその間も、鼻腔はカスタードクリームの香りを嗅いでいるという、この味と香りのカオス感がなんとも楽しい!アルコール度数はちょっと高めです、気をつけてね。

 

4 Derailler Brew Works「風の谷の猿鹿」

(麹セゾン ABV6.0% IBU17)

♪かぜのたにの~さる~しか~♪……って、某アニメスタジオに怒られそうなネーミングやんな(笑)

麹を使ったセゾン。ほのかに濁った黄色で泡はふっくら。口に含むと、とても飲みやすくて、くいくい飲めちゃうセゾン。尖った感じがなく、柔らかな丸みを感じるのは麹の効果なのかしら。ぬるくなってくると酵母の香りが前に出てきますね。

 

5 Derailler Brew Works「Ms.MANDARIN FROM BEIJING」

(Vanilla Mikan Smoothie Ale ABV7.0% IBU14)

みかんのスムージーと聞いて、みかんジュースみたいな感じかなーと思いつつグビリ。口に入ってきた瞬間は確かにみかんの甘いジュース感だけど、同時にかなりしっかりと苦いのに驚きました。可愛い顔してけっこうハード。とはいえ、甘さと苦みと爽やかさがイイ感じのバランス感覚で組み合わさっていて、けっこう飲みやすいです。ぐびぐび。

 

6 VERTERE「Liponesco

(Black Currant Sour ABV6.0% IBU0)

verterebrew.com

美しいカシス色の液体に、ピンク色の泡がふんわり。一口飲むと、かすかに渋みのあるカシスの爽やかな酸っぱさが気持ち良く喉を抜けていきます。ビールというよりも、甘み控えめのカシスジュースという感じだけど、ちゃんとホップの香りも効いてます。とても飲みやすい。ぬるくなってくると酸味が和らぎ、ほんのりと甘い香りが出てきます。バニラかな?

 

7 VERTERE「Globba

Chai Latte Stout ABV7.0% IBU15)

インド式チャイとスタウトの掛け合わせだそうで、なんだそりゃ。味の想像ができないものは飲んでみるっきゃないですね!

一口飲んでみると、うおおお?ものすっごいスパイスの香りが炸裂しているゥゥゥ!この香りは、生姜にシナモンにカルダモン……、そして奥のほうに紅茶のような香りも、って、それって完全にチャイラテやん。スパイシーさを楽しむビールという感じですね。スタウト自体の味わいはどちらかというと控えめかな。

 

8 Lost Coast Brewery「Peanuts Butter Chocolate Milk Stout

(Sweet Stout ABV5.6% IBU?)

mmmboozeshop.stores.jp

アメリカ産の輸入ビール。スタウトは苦手だけど、このインパクトの強いラベルにロックオンされて衝動買いしました。完全に「ジャケ買い」です。

ていうか、チョコレートスタウトは珍しくないとしても、ピ、ピーナツバター?ピーナツバターとチョコレートの味のするスタウトって、え、それどんな味?と、気になったら好奇心が抑えられません。こんな面白いものは1人で味わうのは勿体ないので、旦那と半分こして飲みました。

一口飲んでみると、口の入口から鼻腔に抜けていく甘くこってりしたピーナツバターの香り、舌の上にはブラックチョコレートの濃厚な苦み、その真ん中を通り抜けていくのは紛れもなくビールの味わい。うわー、いろんな味が口の中にあるー!(笑)

でも、すっごく飲みやすい!普段、私はスタウトの重さや渋みを苦手としているのですが、これはピーナツバターの甘いナッツ系の香りとのバランスがぴったりで、スタウトなのにとっても軽やか。舌に残る渋みさえもが旨いと思えた1本です。旦那も「これ楽しいねー!」と面白がって飲んでいました。ジャケットにインパクトがあって、なおかつ飲んで楽しいので、個性的なプレゼントとしても良いかもしれませんね。

 

今回も個性派ぞろいの顔ぶれとなりました。酸っぱいのも塩っぱいのも甘いのもフルーツどっさりなのもチャイもピーナツバターも丸ごと飲み込んでしまう「ビール」の世界の懐の深さ。いやー、ホントにビールの世界って広大ですね。まだまだ好奇心が尽きません!ではまた次回の記事でお会いしましょう!