つれづれぶらぶら

カセットテープミュージックで久々に「レインダンスが聞こえる」を聴いた。こんなカッコいい曲だったかな。懐かしいな。

お母さんには関係ないと言われても

一昨日(2月1日)は、息子の公立高校受験の前期選抜試験日でした。

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試験前の10日間ぐらいは、とにかくもう面接の準備にてんてこ舞い。息子が作ってきたシナリオを点検して、ネガティブな言葉を使っていないかとか、志望校が重点的に取り組んでいることにちゃんと対応した内容になっているかとか、要するに「面接官を喜ばせろ」という基本に則っているかという点について、息子と額を突き合わせてあーでもないこーでもないと微調整。

そうしたら、実際の面接形式で1日3~4回反復練習。最初はシナリオのカンペを目の前に広げた状態で、ゆっくり大きな声で丁寧にシナリオどおり読み上げることを意識させる。2回目はカンペを半分がた隠した状態で、どの程度スムーズに話せるかを確認させる。そうしたら次はカンペを閉じて、さらに質問の順番も入れ替えて、慌てずにちゃんと話せるか、臨機応変に対応できるかを鍛え上げる。面接官の性格もちょっとずつ変えて、優しいけどちょこちょこ口を挟んでくる先生とか、途中に意地悪な質問をしてくる怖い先生とか、いろんなヴァージョンでやりました。

息子がカンペなしでもある程度すらすら答えられるようになってきたところで、中学校の放課後に担任の先生に模擬面接をしてもらったようです。その結果、お辞儀や姿勢や話し方などは問題なし、ただシナリオの中のエピソード部分が長すぎて主張したいことが伝わりにくいかな、という指摘を頂いたので、またまた息子と額を突き合わせてあーでもないこーでもないと微調整。主張したいことを前倒しにして、細かいエピソードは更問いされた場合に話すことにしました。

 

それと並行して、当日に向けた健康管理も。インフルエンザの予防接種は先月済ませておいたからいいとして、問題は息子の持病の過敏性腸症候群。緊張するとお腹が痛くなっちゃうアレです。息子の主治医とは、ずーっと前からこの件について相談していて、数か月前から投薬の効果などを検討してきました。試験直前の定期通院日には、主治医が「ずいぶん改善してきているから多分いつものお薬で大丈夫だと思うんだけど、念のため、強いお薬を1錠だけ出しておくね。これは絶対に効くお薬だから、これを僕からのお守りだと思って、どうしようもなくなったら使いなさい」と、まるで英雄に宝具を授ける魔術師のごとく、息子に言い聞かせていました。ちなみに、こそっと処方箋を見たところ生理痛などでも処方される一般的な鎮痛剤でしたが、要は、主治医がああいう言い方をすることで息子の不安を取り除いてくれたんだなぁ……。

 

試験前の日曜には、美容院で髪と眉毛のお手入れ。いつも母子でお世話になっている美容師さんが「いよいよ面接ですね……!」と、いつも以上に念入りに綺麗にしてくれました。髪は清潔感を重視して短めに刈り上げ、眉毛は息子の意志の強さを表現してあえて少し太めに。おお、なんか男っぽくてカッコイイ。ヘアカットの間、美容師さんも色々と励ましの言葉をかけてくれていたようです。本当に息子はいろんな方々に見守られていますね。有難いことです。感謝。

 

試験前夜は、持ち物チェックと身支度のチェック。上履きを忘れていないか、受験票は持ったか、ヒゲは剃ったか、制服は汚れていないか……っと、あれっ?制服の襟についてる校章がなんか妙にグラグラしてる。え、なんでなんで?と襟をひっくり返してみたら、校章の裏についてたはずの留め具がなくなってるー!!!

慌ててそこらじゅうを探してみるも、そんなにすぐに見つかるはずもなく。っていうか、こんなところでロスタイムを喰っている場合じゃねぇってのよ。時刻は既に19時で、制服業者の店は閉まってる。旦那に校章を握らせて、近くのホームセンターに代替品がないか大至急探してきてもらうことにしました。旦那走る。

結果、留め具だけの部品は売っていなかったけど、「さら小ねじ」のM2.6サイズのセットのナットとワッシャーが流用できそうだってんで、買ってきてくれました。校章の裏に嵌めてみると、おお、ぴったり。これで「面接中に校章がポロリと落ちてしまう」という事態は回避できました。ふー。セーフ。

そして、いよいよ2月1日の試験当日。私もこの日は仕事をお休みして息子に付き添うことにしました。

朝早くに起きて朝食を食べ、身支度を整えたら、最後に面接練習を2回繰り返して、早めに自宅を出て高校へ向かいました。途中でちょっと渋滞に巻き込まれたものの、特にトラブルもなく集合時刻の10分前には現地に到着。他の受験生と一緒に受付に向かう息子の背中に励ましの声をかけたら、あとはもう息子を信じて待つしかありません。

1時間後ぐらいに、息子が張りつめたような顔で出てきました。とりあえず車に乗せて、校門を出たあたりで、「どうだった」と聞くと、息子は深い溜息をつきながらも、「まぁ、なんとか」。想定外の質問が3つほどあってちょっと慌てたものの、更問い用に残しておいたエピソードなどを繋ぎ合わせてなんとかしのいだとのことなので、ま、シナリオを長めに準備したことが役には立ったようです。お腹はちょっと痛かったけど「宝具」を使うには至らなかったとのこと。家に着いて、中学校に終了報告の電話を終えると、息子は「今はとりあえず寝かせて」と、ぐったりした様子でお布団の中に潜っていきました。私もコタツでボーッとしているうちに、いつの間にか眠ってしまいました。

 

翌日、会社に出社すると、上司や同僚たちが「お疲れ様~」と優しく声をかけてくれました。仲良しのアルバイトのNさんは、2人のお子さんを大学まで行かせた経歴を持つベテラン主婦なので、とりわけ親身になって話を聞いてくれました。

「いやぁ、Nさん、子どもの受験ってのがあれほどデカいプレッシャーになるとは思わんかったですよ。ここんとこ半月ぐらい、何度も夜中に目を覚ましましたもん」

「分かるわ~。私も上の子と下の子と、どっちもしんどかった記憶しかないですもの。風邪をひかせちゃいけないとか、色々心配しちゃいますものね。小泉さん、よく頑張りましたね」

「いやまぁ、まだ前期選抜に合格したわけじゃなくて、むしろ不安要素しかないんで、まだまだ当分は熟睡できそうにないですよぉ……」

私とNさんがそんな会話をしていると、横で聞いていたAちゃんが、不思議そうな顔で会話に入ってきました。

「なんで小泉さんが緊張するんですかぁ?受験するのは息子さんですよねぇ?」

きょとん、と首を傾げるAちゃん、23歳独身女子。

反射的に、私の脳内の前田智徳が「お前に言われんでも分かっとる」と言い返しそうになるのをグッと堪えて、「いやいや、親は自分のこと以上に子どものことを心配する生き物なんだよ~」と答えると、Aちゃんは苦笑して、「小泉さんは優しいお母さんなんですねぇ。うちの母なんか全然心配してくれませんでしたよぉ」と。

聞くと、Aちゃんの高校入試は、本命校のみの単願、かつ後期選抜のみの一発勝負で臨んだらしいのですが、周囲が心配する中、お母さんはおっとりと構えていたのだそう。

“だ~いじょ~ぶよ~。落ちたら落ちたで、海外に留学しちゃえばいいじゃない。そうなったら、お母さんも一緒についてったげるから~“なんて言って、気楽そうに笑ってたんですよ。全然、心配してくんなかったんですよぉ、うちの母」

「……………Aちゃん、お母さんを大事にするんだよ」

そっと涙ぐむ私とNさん。Aちゃんのお母さんがどんな心境でその言葉を口にしていたかと思うと、なかなか言えるもんじゃねぇよなぁ、私ゃまだまだ人生の修業が足りねぇなぁ、としみじみ思うのですよ。Aちゃんは今はきょとんとしているけれど、いつかお母さんの言葉の裏側の意味に気づく日が来るのかしら。

そういえば、私も自分自身の努力でここまでやってきたような顔をしているけれど、私が気づいていなかっただけで、たくさんの人々の心配と無言のサポートに支えられてきたんだろうなぁ。両親にも兄姉にも先生方に対しても、「アンタたちには関係ないでしょ」なんて生意気に吠えてきたけれど、なんにも分かっちゃいなかったのは私自身だったんだろうなぁ。子を持って知る親の恩。ありがとうございます、と胸の内でひとりごつ私なのでありましたよ。

 

息子の受験のほうは、あとは野となれ山となれと申しますか、とりあえず今は前期選抜は落ちたと思って、後期選抜に向けて勉強するっきゃないっすね。結果的に二次志望にでも滑り込んでくれたら親としてはオールオッケーなんですがね。ああ、でも早くこのプレッシャーの日々から解放されたいわ。神様仏様ミシャグジさま、どうかどうか、我が息子を見守りたまえ……!!!

 

***

 

それはさておき、今日は「節分」でございましたね。

季節のイベントごとをほとんどやらない我が家は、今年も特に豆まきやら恵方巻やらの行事はやらずにスルーしてきたんですけど、YouTubeでファニムビさん(みっちーのアニメchannel)が今年も恵方アニメを公開してくれたのだけは嬉しいかな。


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ナミちゃんが大好きなアイドル「ユギリス」が、今年も恵方ラブソングを歌ってくれたよ!2024年の恵方は「東北東微東」!今年はカラオケ付きだよ!

ちなみに2023年の恵方は「南南東微南」だったんだよ!歌のおかげで完全に覚えちゃった!


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なにはともあれ、今も懸命に頑張っている受験生・就活生の皆さん、そして彼らを陰から懸命に支えている皆さんに幸いあれ……!!!!!