春キャベツが出回る季節になってきました。
柔らかくて瑞々しい春キャベツ。生でも蒸しても炒めても美味しい春キャベツですが、春キャベツの柔らかさや甘さを最大に引き出す食べ方は、シンプルに「焼く」ことだと思うんですよね。
フライパンで焼いてもいいけど、ひっくり返す際にぐちゃっとなっちゃいがちなので、もっとお手軽にやりたかったら、そりゃあもう、アレですよ、でっかいホットサンドメーカーですよ。もうね、このホットサンドメーカーがなかった時代には戻れない、それぐらい愛用している調理器具です。全人類もれなく買うがよい(真顔)
ホットサンドメーカーの厚さ(4㎝)に合わせて、キャベツの根元をつけたまま、ズドンとダイナミックにカットします。ホットサンドメーカーの中に並べて、上からオリーブオイルをちょろーっと垂らします(たくさんかけすぎるとひっくり返す時にオイルがこぼれてしまうので注意)。水分は春キャベツ自身の中から勝手に出てくるので足す必要なし。そうしたら蓋を閉じて、弱火のコンロにかけてしばらくほったらかします。ホットサンドメーカーの隙間から湯気が出始めたらひっくり返して、またしばらくほったらかします。火加減はずーっと弱火のまま。途中で蓋を開けて、どの程度の焼き目がついたかを確認して、物足りない場合はまた蓋を閉じて加熱し続けたらいいわけです。両面にこんがり焼き色がついて、全体がしっとり蒸しあがったら完成です。ほーら美味しそうでしょ。
今日の晩御飯は、この「焼き春キャベツ」を使ったペペロンチーノ。
何度も申し上げますが、我が家ではもはやスパゲティは「暗殺者方式」でしか作りません。調理器具が少なくて済むし、茹でるお湯も無駄に捨てなくていいし、麺に味がしっかり浸み込むので美味しい。いいことづくめなんですもん。
今回は、最初に刻みニンニクとベーコンを多めのオリーブオイルでしっかり炒めておき、完成したフライドガーリックとカリカリベーコンを別皿に取っておきます。そうしたら、フライパンに残ったオイルでスパゲティの乾麺を焼き色がつくまで炒めます。そこに適量の(スパゲティの麺が浸るぐらいの)水を注ぎ、あごだしやコンソメキューブなどをテキトーに加えつつ、じゃんじゃん加熱していきます。スパゲティの芯がなくなって、フライパンの水気がなくなったら、塩コショウとかフレーバーソルトとかで味を調えて、火からおろします。
麺をお皿に盛り付けて、その上に焼き春キャベツをドーンと置いて、カリカリベーコン&フライドガーリックを散らしたら完成でーす。
うん、美味い。春キャベツには何の味付けもしていないんだけど、噛むとキャベツ自体の甘みがじゅわっと出てきて実に美味しい。ベーコンの塩気、ガーリックの臭みとも相性抜群です。ビールにも合うよ!
今日はこれに、オニオンスープを添えて。こちらは旦那が作ってくれました。オニオンスープといえば、ロイヤルホストの定番スープですよね。なるべく手軽に、あの感じをイメージして作ってみようとしたわけです。
スライスしたタマネギをオリーブオイルでじっくり炒めて、お水とコンソメキューブを加えて、ひたすらコトコト煮ます。その間に、既製品のバゲットをテキトーな厚さにスライスしてバターを塗り、アルミホイルを敷いたオーブントースターに並べて、上からどっさり溶けるチーズをかけてトーストしておきます。焼けたバゲットを器に入れ、上から熱々のスープを注いだら、オニオングラタン風スープの完成です。
オニオンスープを吸ってぐじゅぐじゅになったバゲットがすっごく美味しい。みょーんと伸びるチーズと飴色タマネギの感じも、ロイヤルホストそのものとは言わないまでも、これはこれでめっちゃ美味しい。スープは多めに作ってもらったので、明日の朝も温めて飲みまーす。うふふ。
これは先週の話なんだけど、近所のスーパーでロマネスコがめちゃめちゃ安売りされてたの。ロマネスコは、カリフラワーとブロッコリーの中間地点みたいな感じの野菜で、最近ではちょくちょく目にすることも多くなってきたかな。で、いつもはだいたい1玉350円ぐらいで売られてるんだけど、その日はなんとけっこう大きくて新鮮なものが破格の200円ぐらいで売られてたのね。買いです。
ロマネスコの最大の魅力は、なんつってもこの幾何学的な造形美ですよ。フラクタル構造(図形のある部分と全体の形が同じ形をしている構造)で出来ていて、何度見ても「はーっ、この野菜をデザインした神様はどんだけ美意識が高いんだろう」と溜息をついてしまいます。
美しい円錐の形を壊さないように小房にバラして、ベーコンやマッシュルームなどと一緒に蒸し焼きにしました。ロマネスコの食感はどちらかといえばカリフラワーに近く、コリコリ、ホクホクした食感が楽しめます。味わい自体はやや淡泊。
ところで、今日のタイトルはAIにつけてもらいました。うーん。まぁ、内容そのまんまなタイトルではありますが、面白みといった点では、うーん、どうなんじゃろうねぇ。もうちょっとこう、ひねりが欲しいとこではあるよね。ゆーてAIにそこまで期待したら、もう人間がブログ書く意味ないやんって気もしますけどね。いやはや。