ついに、公立高校の前期選抜試験まで、あと１０日しかありません。前期選抜は筆記試験がなく、学校からの調査書と志願理由書、そして個人面接で合否が決定します。筆記試験に自信がない息子としては、なんとか前期選抜で合格を勝ち取りたいところです。
先日必死で書いた志願理由書は、幸いにも担任の先生から一発ＯＫを貰って、無事に提出されました。添削に添削を重ねた甲斐があったわ。会社で若手社員の指導担当を長年務めている身としては、報告書の類いを書かせるノウハウは熟知しているつもりだけど、さすがに自分の息子の一生を賭ける文章の添削は緊張しますね。
そんなわけで、この週末は面接の練習を繰り返してました。最初は「ただ質問に答えるだけでしょ」的な態度を取っていた息子も、試しに何の準備もなしに模擬面接をやってみると、何も答えられずに固まってやんの。ほーれ見ろ。
まずは、YouTubeで面接のノウハウを説明してくれる動画を探して、一緒に試聴しました。中学生向けの面接対策動画はたくさんあったけど、一番分かりやすかったのはこれかな。視覚情報55％、聴覚情報38％をクリアしないと、そもそも話の中身を聞いてもらうどころか、面接の土俵にすら立てやしないという事実は、息子にはかなり衝撃的だったみたい。まーねー、基本ですわなぁ。
で、お辞儀の練習とかを繰り返して、今は「中身」の部分を作成中。志願理由書の内容から想定される質問を洗い出し、それに対してのシナリオを息子は今もせっせと書いてます。既にいくつか出来てはいるんだけど、それだけだと全部喋っても面接時間の半分ぐらいしかなんないっていうね。足んない足んない全然足んない。面接時間の２倍ぐらいの分量は準備させておきたいなぁ。間に合うかなぁ。うーん。
そんで、息子がシナリオ書くのにうんうん唸っている間に、息子のノートをパラパラ覗いてみたんですね。そしたら、息子がデザインしたクリーチャーやヒーローなどのイラストがいっぱい描いてあって、おー、なかなかええやん、と思いつつ眺めていたんです。うちの息子ね、小さい頃から特撮好きで、仮面ライダーとかを真似して描いたり、自分で考えたクリーチャーを描いたりしてたんですよ。絵はそんなに上手くないんですが、親のひいき目って言うんですかね、なんとなく味があって、私はとっても気に入っているんですけどね。
そういえば、このブログでも何回か取り上げてきたっけな。ちょっと掘り起こしてみよーっと。おおっ！一夜限りで忘れ去られた悲運のヒーロー「ゼンロン」じゃないかっ！懐かしいなぁ～！ｗｗｗ
息子が川崎病で入院していたのは５歳のとき、そうか、もうあれから１０年経ったのか。４月には１６歳になりますもんね。でも、母親としては、あの冬の日の病室、ベッドの上に渡したデスクにかじりつくようにして、雑誌「てれびくん」の仮面ライダー鎧武やキョウリュウジャーの写真を見ながら、スケッチブックにひたすらガシガシ何かを描き続けていた、あの横顔を昨日のことのように思い出すことができます。もう身長も私を追い越して、声も低くなって、ヒゲなんかもうっすら蓄えて、生意気なことも平気で言いますけどね。そんでもって、春からは高校生ですよ（順調に行けば）。さらにその３年後には就職しているかもしれないんですよ。ふー。あっという間や。
そんなふうに、しみじみとこれまでのことを思い出しながら、自由帳のページをめくっていたら、こんなページを見つけましたよっと。
……なんじゃこりゃｗｗｗ
息子によると、中学１年の頃に描いたＬＩＮＥスタンプ的な何からしいんだけど、じっと見てたらじわじわ笑えてくる。「さば」は、あれはいったい何の生物なんだｗｗｗ
「それフラグな（死ぬ）」と「その草つみます」のスタンプが本当にあったらちょい欲しい。使いどころが分からんけどｗｗｗ
元ネタは、息子によると「特にない」らしいんだけど、何か元ネタ的なものか、あるいはヒントになるものでもあったのかしら。絵柄的に「からめる」さんの影響を感じるので、コロコロコミックあたりを見ながら描いたのかもしれず。それにしても、「これは一秒前のあなた」と「これが今のあなた」にほとんど違いを感じないのだけれども、そこから「これが未来のあなた」に至るまでに何があったというのだろう。ショッカーにとっ捕まって改造人間にでもされたんだろうかｗｗｗマジ草生えるｗｗｗ摘んでｗｗｗ
さて、泣いても笑ってもあと１０日。明日からも面接の特訓は続きます。とりあえず早くシナリオを上げてくれよ、息子や。あとちょいやけん、一緒に頑張ろうな。
