つれづれぶらぶら

楽しい楽しいお出かけしてきます。お土産話たくさん持って帰るね。しばしお待ちを!

背番号20が背番号20を越えた日

どうやら、またはてなブログの運営さんに巡回していただいたようで、昨日の夜からTwitterからのお客様がちらほらいらっしゃるようです。

sister-akiho.hatenablog.com

運営さんに取り上げていただくのはこれで3回目ですが、何度やっても恐縮しますな。ほれ、なんせ、自分の身の回りのことしか書いてない、極めて日記的というか、自分のための覚え書き程度の意味しかないからね。運営さんのTwitterから初めてお越しくださった方、いらっしゃいませ、何のおもてなしもできませんけど、えーと、まぁ、通勤電車のお暇つぶしの足しにでもなれば幸いです、はい。

 

それはそうと、今日は嬉しいことがありました。

カープっすよカープ。そらもう、私が「嬉しい」ったらだいたいカープっすよ。

いや、森下くんには気の毒だったけどね。なんであんなに頑張っても勝ち星がつかんのか。でもこれは、カープのエースの宿命じゃけん。黒田もマエケンも大瀬良も、一生懸命投げても投げても野手が打たなんだりエラーしたり、あるいはせっかく勝ち星の権利を手にしても後続が打たれてしもたりして、ええがにいかん(良いようにならない)のです。いや、大瀬良くんだって大事な試合でマエケンの勝ちを消してしまってベンチでさめざめ泣いてしまった日があったではないですか、ああいう苦い経験をひとつひとつ積み重ね、野手が打たんのなら自援護するんじゃとバットを振る、それがカープのエース道。頑張れ森下くん。きっとこの先にもっと大きな花が咲くけん。

 

で、森下くんの話じゃのうてね、今日のおめでたい話は、栗林くんよ。背番号20。ルーキーにしてカープの守護神、いや、オリンピックでは堂々たる「日本の守護神」として5戦全てに登板し、日本に金メダルをもたらした、あの栗林良吏くんよ。

その栗林くんがねー、今日、ついに「永川さん」を越えたんですよー。

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言わずもがな、永川さんは現在のカープの1軍投手コーチにして、かつてのカープの守護神。背番号20。ルーキーにして守護神に抜擢され、現役通算セーブ記録は165。現時点でNPB全体のセーブ番付第13位。伝家の宝刀「お化けフォーク」が武器。

そんなカープのレジェンド投手である永川さんが、ルーキー年の2003年に記録したセーブ数が25。これはカープの球団記録となっていて、以来18年間、破られることはなかった――っていうか、ルーキーが守護神に抜擢されること自体がなかったんじゃなかったっけ?

で、その永川さんが18年前に打ち立てた球団記録25セーブを、今日、栗林くんが塗りかえたんですよ。26セーブ。やったぜ。

いやー、7回裏に逆転されて8回に追加点を取られたときには、「ああ、もう今日はダメじゃ、栗林くんの出番はなさそうじゃ」と早々に諦めてラジオ切ってしもうたんよね。最近はすっかり暗黒時代の諦めの早いダメなファンの頃に戻ってしもうて、負けよるとすぐにラジオを切ってしまう。いけんね。ファンが最後まで信じちゃらんと。

ほいでも、いつまでもカーチカチからの試合結果のプッシュ通知が来んし、えらい遅いが何しよるんか、雨で中断でもしよるんかいの、と再びラジオをつけてみたら、えらいアナウンサーが興奮しよってから、どうしたんかいのと思うて聴いとったら、その直後に菊池がタイムリー打ってから、ありゃー、こりゃあちゃんと聴かんと今日の試合はどえらいシーソーしよるが、と膝を正しましたわいね。

そして、10対8、2点差で勝っている状態ってことは、当然ながらマウンドに上がるのは背番号20でしょう。もうラジオの前で祈りましたよね。頑張れ、頑張れって。きっと永川コーチも同じように見守っておられたでしょうなぁ。キャンプの時からずっと目をかけて育ててきた自分の後継者。背番号20がマウンド上で躍動する。大和にヒットを打たれた。「1発」が出れば同点、あるいはサヨナラだ。でも栗林くんは慌てない。後続をショートゴロに打ち取って、堂々たる貫禄でマウンドを後にする。なんと頼もしいルーキーであることか!永川さんもさぞやお喜びであろう。北別府さんもね。

 

カープの球団記録更新、おめでとうございます。

もちろん、まだ試合数は残っているわけだから、栗林くんにはまだまだ記録を更新していただきたいものですね。そのためには、なるべく栗林くんの出番が増えるような試合展開を望みたいものです。先発は頑張れ。野手は打て。中継ぎは踏ん張れ。

ちなみに、NPB全体を見ると、新人最多セーブ記録のトップは、ベイスターズ山崎康晃が2015年に打ち立てた37セーブ。これはさすがに抜けそうもない。そういやヤスアキも社会人出身だったっけ。あの年のヤスアキは本当、出てきただけでハマスタ全体が揺れるほどだった。マウンドに立っているだけで威圧感がハンパなかった。

奇しくも、今日カープが逆転した9回表、ハマスタのマウンドに立っていたのはその山崎康晃だったというね。いや、ヤスアキは私も好きなピッチャーなんで微妙な気持ちにはなってしまうけどね。でも今日はゴメン、栗林くんのために喜ばせて。こいほー!