つれづれぶらぶら

さん♪さん♪さん♪太陽の光♪さん♪さん♪さん♪三連休♪

御柱休めの御柱屋敷

この週末は茅野市もとても暖かくて、先週の中頃はまだ桜の蕾が固そうに見えていたのが、今日はほぼ満開に近い状態になっていました。春ですねぇ。

さて、週末だから消耗品の類いをまとめて補充しておこうと、宮川安国寺にあるドン・キホーテで買い物を済ませ、車に乗り込みながら、お、せっかく安国寺に来たんだから「御柱屋敷」を見に行こう、と思ったのでした。

御柱屋敷」は、ドン・キホーテの出口を出てすぐ前にある生活道路をまっすぐ南東の方向に向かって900メートルほど進んだところにある、大きな広場です。その名のとおり、上社の御柱祭において、4月の山出しを終えた8本の御柱が、5月の里引きまで1か月間お休みする場所です。詳しくはこちらの案内板をどうぞ。

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おお、並んでいる並んでいる。立派な御柱が、結界に囲まれた中に静かに置かれています。そして、その姿を見ようと、予想以上にたくさんの人々が集まっていて、記念撮影をしたり、ぶらぶらと周囲をお散歩したりしていました。

道路側には、本宮の御柱の4柱。

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近くで見ると本当に立派な樅の木です。よくよく目を凝らすと、切り口には「宮」「大社」の印があちこちにあります。

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前宮の御柱は、川のほうに並べてありました。例年だと本宮・前宮の両方の8柱を一緒にくっつけて並べてあるんですけど、今年は本宮と前宮を別々に離しているんですね。御柱もソーシャルディスタンスしているのかしらん。

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宮川の川べりには桜が綺麗に咲いています。川土手に上がってみましょう。

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例年ですと、向こう岸からこの宮川へ下り、冷たい雪解け水の中をじゃぶじゃぶ越えて、こちらの川土手に上り、御柱屋敷へと曳き下ろしてくるわけです。

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前回の川越しの様子は、こちらの記事をご参照ください。

sister-akiho.hatenablog.com

しかしながら、今年はトラック搬送ということで川越しも中止。その代わりにと、橋の上で川の水を汲み上げて御柱に掛けたそうだ、というのは先日の記事でお話ししたとおりです。

sister-akiho.hatenablog.com

その、川の水をかけた橋がこちら。

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「御小屋の大木宮川の水で清めて里曳きを待つ 此こは安国寺留め置き場無事に到着おめでたい」と書かれた幕が張られています。「御小屋」というのは上社の御柱を伐り出す原村の御小屋山(おこやさん)、またの名を御柱山のことですね。

感染症が未だ猛威をふるっている今日にあって、里引きもおそらくは簡略化された形で行われることになるんだろうなぁ、と思うといささか寂しい気もしますが、それでもこうして御柱を囲んで、写真を撮ったり、仲間同士で立ち話をしたり、そんな様子を眺めておりますと、まぁ、何というか、やっぱり諏訪の人は御柱が好きなんだなーと微笑ましく思います。どんな動乱の世の中にあっても御柱祭を続けてきた、その思いはこの令和の閉塞した世の中にあっても変わらず、御柱はここに8柱、春の陽を浴びてひととき休んでいるのだな、と。

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ヤァー 山の神様 お休みだ

ヤァー 皆様ご無事で おめでたい