つれづれぶらぶら

若鯉が元気に跳ねよる。失敗してもええんよ。どんどんアピールアピール。

赤き鯉心の本棚

いやー、例年のこととは言え、カープはホンマに交流戦が鬼門ですなぁ。

ピッチャーはええんよ。よう踏ん張っとる。大瀬良くん再調整と聞いたときには天を仰ぎましたが、ようやく野村祐輔が帰ってきてくれてから、はぁ待ちくたびれとったよノムスケ!おかえり!

ほいじゃけん、問題は野手のほうですわなぁ。ヒットは出るけど、塁には出るけど、満塁にもなるけど、肝心の「そこで1本」が出ん。カープ恒例の残塁祭りじゃ。なにしょぅるんかぃのー。

そんでもって、明日(6月12日)は、いよいよ私がベルーナドーム初観戦に行くわけですよ。たまにゃー勝ち試合が見たいのぉ。頼むでホンマにぃ。

 

さて、今週のお題は「本棚の中身」ということで、以前、ちらっとご紹介した私の「ママのカープ棚」をもう一度見ていただこうかな、と思った次第です。

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この記事にもありますとおり、息子の部屋をこしらえたことで生まれた本棚の空きスペースが、現在、私の心の癒し「カープまみれスペース」になっておるわけですよ。

基本的に赤い。並んだ本も赤けりゃパソコンも赤い。さらに言えば、パソコンの蓋を開くとなおさら赤いんだこれがwww

さて、この本棚を晒してみようったって、まぁ見てのとおりだし、カープファン以外の方々にはまるっきり興味を惹かないありさまだと思うんですが、まぁええか、勝手に喋りますわぃ。

 

まずは左上からね。

この上の段に見える箱には、ユニフォームやらタオルやら手ぬぐいやら、観戦に使うグッズのあれこれが入っております。明日はどのユニ着ようかなぁ。

さて、本棚に並んでいる本を左から眺めていきましょう。

カープサンフレッチェの話題なら「広島アスリートマガジン」。一番古いのは2014年の5月号(№135)の「U-25明るい未来」の号ですね。大瀬良、一岡、中田廉という、2014年のブルペンを支えた3人が表紙を飾っております。いっちーがジャイアンツから来てくれたときは、なんちゅう凄いピッチャーなんや、なんでこんなええ投手を人的補償で出せるんじゃジャイアンツはん、と驚いたもんですよ。おっ、鈴木誠也がまだ未成年(19歳)じゃ。身体ほっそーい。これが今やメジャーで活躍するゴリラになろうとは、時が経つのは早いもんですのぅ(しみじみ)

それから、広島東洋カープ読本2018、別冊カドカワの総力特集2014と2015、野球次郎VOL.1 広島東洋カープ大事典、ベースボールサミットの第4回と第11回。特に資料価値の高いのは野球次郎。球団創設からの歴史がこれ1冊にまとまっていて、さらにかの有名な山際淳司の『江夏の21球』まで掲載されているんだもん、最高ですわぃ。

それから選手ごとのいわゆるメッセージブックが、田中広輔、菊池&丸、大瀬良、前田健太と並んでますね。マエケンの本は2010年、投手タイトル三冠の記念として出版されたファンムック。まだ21歳のマエケン、めっちゃ若っか!でも笑い方が今と変わってないな~。

一番端っこにあるのは、『新井貴浩物語 がむしゃらに前へ』という子供向けの絵入り本。モチモチの木みたいな切り絵の挿絵で、新井さんの幼少期から2016年の優勝までの道のりを、恩師とのエピソードを交えて描いたものです。

さて、このスペースでひときわ目を惹くのは、そこに飾られている野球カードですね。カープのレジェンドピッチャー、現在はNHK野球解説者としてもご活躍されている大野豊さんの直筆サイン入りカードです。先日、少々面倒で量の多い仕事を頼まれまして、気心の知れた方からの依頼だったもんですから、冗談のつもりで「まさかアタシをタダでこき使おうってんじゃないですよねぇ~?」なんて軽口を叩いていたら、後日、本当に「謝礼です」って貰っちゃったという。いや、頂けるものは有難く頂きますけど、うひゃひゃ、こんなええもん頂けるとは、うひゃひゃ。

 

左下の2段分はこんな感じ。

ちょっともう量が多すぎて、いっこいっこ説明しきれないので、ざっといくね。

上の段は石田敦子先生の『球場ラヴァーズ』シリーズがずらり。一番最初の高校生・松田実央を主人公にした「私が野球に行く理由」編の1巻冒頭が2010年のオープン戦で、まだ東出も前田智徳も現役じゃった……しみじみ。石田先生も毎年「今年こそは優勝の瞬間を描く!」って言いながら連載を続けられてたけど、実際に優勝したのはシリーズ連載後……。新連載の『野球プラス!』の連載中に優勝して、そのときに球場ラヴァーズの番外編としてようやく優勝の瞬間を描くことができたっていう話で、ホンマ、泣くわこんなん(びょっ)。

それから、選手が書いた本が何冊か。とりわけ黒田博樹の『決めて断つ』は名著です、みんな読め。私が持っているのは旧版だけど、新版はカープ復帰の章が追加されているのでカープファンにはこちらのほうがオススメかも。

あと、『過去にあらがう』は、寡黙だった前田智徳と、外から来た石井琢朗が、カープでともに過ごしていた日々、どんなことを考えて何をしてきたか、その裏側が分かるファン必見の一冊です。タクローがカープにもたらしたものの大きさがよく分かる。ありがとうタクロー。みんな読め。

下の段は……多いな~。特に、やっぱり2016年から2018年の3連覇中に出版された雑誌類が多いのなんのって。なんせ25年ぶりの優勝ってことで、あっちこっちの新聞社、出版社から特集号が出されましたけぇね。

それと、黒田が帰還した2015年から、200勝を樹立して引退した2016年にかけては、黒田関連本がものすごくたくさん出ましたなぁ。カープファンじゃないけど黒田は好き、って人がけっこういたみたい。かっこいいんだよね、生き様も立ち姿もね。

この中で一番古いのはどれかなぁ……、あ、これだこれだ、2013年の「週刊ベースボール11月2日号増刊 前田智徳引退記念号」。あの引退試合はねぇ、ホンマに良かったよね。ラストバッティングも良かったけど、何といってもそのまま9回表の守備についたのが球団側の粋なはからいっていうかさ。もう全身ボロボロで、その身体でライトの守備につくわけだ。あの頃はチームも弱かったから、引退試合の日はもう消化試合モードで、じゃけぇドラゴンズの選手たちも懸命に前田の最後の守備を盛り立てようとして、ライトフライをひたすら狙うんだけど、それがやたらファールになっちゃって、そのつどヒーヒー言いながら前田が右に左に走るわけだ、その姿がおかしくて、愛おしくて、いつまでもその不器用な姿を眺めていたくて、ファンは温かい笑顔で見守っていたんだ。あれは良かったね……。前田は大変そうじゃったけどね……。

この段の右端にある「箱」は、兄貴から貰った、2017年の優勝時の緒方監督胴上げシーンの写真を用いたジグソーパズル。1000ピース。嬉しいけど、こんなでっかいのん、作ったって飾るとこがないよ狭いウチには。というわけで、これはいつか広い家に住んだ時に昔を回顧しながら組み立てようということで封も切らず置いてあります。

 

右側は、実は本棚自体がひずんでいて、あんまり重たいものを載せることができないため、カープの小物類を入れた小箱や缶を置いた小さな段があって、中段がパソコン置き場。

奥に飾ってある石原慶幸さんの直筆サイン色紙は、2016年の優勝パレードの際に応募したフタバ図書の懸賞で当たったもの。

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その下の段は、新聞や雑誌のスクラップを入れたファイルと、未整理の新聞類。

広島の両親から時々、中国新聞の別冊タブロイド判「カープタイムス」がまとめて送られてくるのでそれを年単位で整理してあったり、あとはカープ関連のチラシ類とか、ちょっとした記念品の類いなどを年別に分けて放り込んであるのね。

ここでもやっぱり多いのは、2016年から2018年にかけての優勝特集号やら黒田の200勝、新井の2000試合を記念した特集号。優勝した時は実家の父に頼んで、翌日の中国新聞&スポーツ新聞全紙を買って送ってもらってたもん。でも、その後に兄貴やMachiko♫さんからも同じものが届いたりして、一時は我が家に同じ新聞が大量にあるという状況になったりもしました。有難いことです。いつも気にかけてくれてありがとうね。ちなみにダブった新聞類は、こちらで親しくなった数少ない長野県カープファン友達と物物交換して有効に使わせてもらいましたよん。

 

こんな感じで、カープまみれの本棚ではあるんですが、しかしながら、2020年以降の本や雑誌となると急に数が少なくなります。その理由は、もちろんカープの成績が低迷してカープ特集号を出してくれる出版社が減ったことや、一時期のカープブームがとりあえず一段落して落ち着いてきたこともあるけど、それ以上に、私がカープ本を買いに行けてないっていうことが挙げられます。

2019年までは、月に一度は試合を観に行ってて、球場内のグッズ売り場や銀座Tauで広島アスリートマガジンを買ったりしてたんですけど、感染症のせいで、観戦機会がぐっと減りましたもんね。

それと、「文系野球の聖地」と呼ばれたオークスブックセンター東京ドームシティ店の閉店が何より痛かった!東京に出かけるたびにフラッと立ち寄っては、カープ関連の雑誌類をごっそりまとめて買ってたもんなぁ。惜しい店をなくしたもんです、嗚呼……。

願わくば、またカープが強くなって、長野県下でもファンが増えて、近所の本屋でもカープ関連本がたくさん並んでいるという状況になってくれるといいんですけどね……。当分は無理かな……(遠い目)