つれづれぶらぶら

カセットテープミュージックで久々に「レインダンスが聞こえる」を聴いた。こんなカッコいい曲だったかな。懐かしいな。

クラフトビールを飲んでみた・その9

「飲んだクラフトビールの感想をブログの下書きに書き溜めておこうシリーズ」の第9回目です。

sister-akiho.hatenablog.com

 

絶不調です。なんかねぇ、ここんとこ「IPA飲みたくない周期」に突入している感じです。特にヘイジーが飲みたくない。贔屓のブルワリーから魅力的なヘイジーの新作が次々とリリースされているっていうのに、なんかちょっと、今は避けておこうかなって。

いや、決してIPAが嫌いになったわけではないのです。西海岸も東海岸もどちらも好きです。あのうっとりするようなホップの濃厚な香りも、ジューシーな口触りも、口の中でさまざまに表情を変える複雑で官能的な味わいも、その美味しさを知ってしまった今となっては、嫌いになんてなろうはずもない。

でもね、このヘイジー美味しそうだなぁって思って購入して、ワクワクしながら飲んで、うん、まぁ、美味しいねとは思うんだけど、ブログの下書きを開いて感想をメモしておこうと思っても、何の言葉も出てこない。美味しかったです、でも前にどこかで飲んだのと似ています、以上。そんな味気ない感想にしかならなくて、それはこのシリーズでは取り上げるべきではないから、結局パソコンの蓋を閉じて、終了。

きっとね、これはただの倦怠期なのです。そう、同棲を始めたカップルが2ヶ月を過ぎたあたりにふと「なんでこいつと一緒にいるんだろ」とふと考えてしまう、あの感覚と多分似たようなものです。しばらく経てば、その答えが「だって好きだから」だってことを思い出して、また最初の頃の胸のトキメキを思い出すわけです。なので、今はこんなふうにグチグチ言っていたって、春になって、小淵沢のうちゅうさんのタップルームが再開する頃には、またヘイジーの新作を求めてキャッキャキャッキャ言ってるはずです。なんせ単純なヤツですから。

 

まぁ、そんなわけで、しばらくはIPA以外のスタイルを選んでいきましょう。というわけで、今回はこのようなラインナップでお送りします。

 

1 BLACK TIDE BREWING「LITTLE GRAPE FRUIT」

(フルーツゴーゼ ABV3.5% IBU?)

blacktidebrewing.com

宮城県気仙沼市ブラックタイドブリューイングさんの、気仙沼産の塩を使用し、グレープフルーツ果汁を加えて醸したグレープフルーツゴーゼ。

これは、去年の秋の頃にゴーゼが飲みたいと思って酒屋さんを探し歩いていた頃に、ある小さな酒屋さん(現在の行きつけ)で「つい数日前までブラックタイドのグレープフルーツゴーゼがあったんだけど」と言われ、ええっ、じゃあ次に入荷したら取っておいてください、とお願いしていたもの。その後、何回か訪れるたびに尋ねるも、「今は作ってないみたいです」と言われ、半ば諦めかけていたんですよね。それで、1月の半ば、コロナ闘病が明けてしばらく経った頃に、久しぶりにその店を訪れたところ、「入荷してます!お客さんがお見えになるのを待っていたんですよ~」と、冷蔵庫の奥に隠してあったこの1本を出してきてくれたんです!もうホントに飛び上がって喜びましたとも!

酒屋さん曰く、「ビールというよりソルティドッグみたいな感覚ですよ」とのことだったんだけど、いやこれ、ほんっとにソルティドッグだわ。液色は透き通った薄黄色で、きれいな泡が立ちます。口に含むと、まず塩気を感じ、その後に酸っぱさが来るんだけど、それがグレープフルーツ果汁の酸味とうまく調和していて、まさに、見た目はビール、中身はソルティドッグ。サワービールが苦手な人でも、これは気に入るんじゃないかしら。アルコール度数も低いので、なんやったらソルティドッグよりも飲みやすいかも。とっても美味しい。ブラックタイドさんのフルーツゴーゼは色々あるみたいなので、他の種類のも飲んでみたいですね。

 

2 平和酒造「平和クラフト 山椒ゴールデンエール」

(Golden Ale ABV5.0% IBU?)

www.kagataya.net

山椒が入っているビールということで、ピリピリ痺れるような感じなのかしら、と少々ビビりつつ購入。でも、冷蔵庫から出してすぐに注いだ時点では、特に山椒の感じは感じませんね。透き通った綺麗な黄金の液色で、さっぱりとした非常に飲みやすいビール。苦味はあまりなくて、口の中でふんわりとした微かな甘みを感じます。

温度が上がってくると、喉を通り抜けた後、ほのかに山椒の爽やかな香りが感じられるようになります。まろやかな甘さが良い感じ。

 

3 リオ ブルーイング コー「ユートピア

(BELGIAN WHITE ABV5.0% IBU?)

www.riobrewing.jp

以前(クラフトビールを飲んでみた・その3)、リオブルーイングの「モーメント」というウエストコーストIPAがとても美味しかったので、またリオさんのビールを飲んでみたいな、と思っていたのですね。そこで今回はベルジャン・ホワイトの「ユートピア」にしてみました。

グラスに注ぐと、液色は淡い黄色で、コリアンダーの甘く爽やかな香りがただよいます。飲み口はとても穏やかで、甘さとまろやかさ、旨味があって、後味がとても良いですね。苦みはほとんどありません。

旦那が、男前豆腐店の「特濃ケンちゃん」をクリーム状に擂って、タケノコの煮物に絡めた白和えを作ってくれたので、ペアリングしてみました。お出汁のきいたお豆腐のまろやかな舌触りと、この穏やかなベルジャン・ホワイトの相性はバッチリです。美味しかった~!

 

4 ひみつビール「HOLY SAISON」

(farmhouse ale ABV5.0% IBU?)

HOLY SAISON / ホーリーセゾン – WITCH CRAFT MARKET

2022年11月に伊勢市二見に誕生したばかりのマイクロブルワリー。新宿駅売店で偶然見つけて、「へぇ、生姜入りのビールなんだ」と気になって購入してみました。生姜とビールの取り合わせと言うと奇異な感じがするかもしれませんが、清涼飲料水としてお馴染みのジンジャーエールも、元々はビールの一種だったそうです。だから「エール」なんだなぁ。

明るいオレンジ色の液色に、ふわふわの泡。グラスに注いだ状態で香りを嗅いでみると普通にシトラス系のホップの香りがしますが、口に含むと主役の風格で生姜が自己主張します。でもピリピリ辛いわけではなくて、すっきりと爽やかです。その主役の生姜を引き立てるレモンの酸味と香り、あとかすかにローズマリーの森っぽい香りも感じます。複雑さがありながらもカジュアルな雰囲気があって好感を持ちました。

 

5 奈良醸造「WONDERLAND」

(AMBER ALE w/SPICE ABV5.5% IBU12)

narabrewing.com

ついにゲットしました!ずっと憧れていた奈良醸造さんのナイトロ缶!しかも酒屋に入荷したばかりの最新作、スパイス入りのアンバーエール。たった今運ばれてきたばかりでこれから在庫として登録するんですけど、っていうタイミングのところ、酒屋さんに無理を言って1本買わせてもらいました。急かしちゃってごめんなさい。でも、酒屋さんは嫌な顔ひとつせず、パッケージイラストをあしらった販促用カードも添えてくれました。それからナイトロ缶の注ぎ方を説明するペーパーも。でも大丈夫です、こちとら奈良醸造さんの動画で既にさんざんイメージトレーニング済みです。


www.youtube.com

イメージトレーニングの甲斐あって、噴きこぼれもなく一発で大成功。カフェオレ色の微細な泡のカスケードが琥珀色の液の底に静かに沈み込んでいく様子が、何とも言えず綺麗で胸がときめきます。グラスをずっと眺めていたい気持ち。

グラスに口をつけると、高級なクリームのような、泡のなめらかな食感。その向こうから、焦がしたカラメルのような香ばしさと苦み、ほのかな甘さがやってきます。シナモンやカルダモンのスパイスの香りがふわりと鼻に抜けていくのが心地よいです。時々、グラスをくるくる揺らして、泡を観察しながら楽しく飲みました。最後に、上品な苦みが余韻として口の中にじんわりと残ります。

 

6 奈良醸造「UNDERWATER」

(SAKE YEAST BEER STYLE ABV10.5% IBU N/A)

narabrewing.com

清酒メーカーである奈良県御所市の油長酒造さんとのコラボレーションビール。清酒酵母で醸したビールはいくつか飲んできたけれど、こちらは清酒酵母だけでなく米麹と清酒用の仕込み水を使い、さらに、なんとホップを使っていないという。えっ、それはもうビールじゃなくて麦の日本酒じゃね?と思いつつ栓を開けてみます。アルコール度数が高いので旦那と半分こ。

薄く濁った黄白色の液色。グラスに注いでいる時から、既に吟醸酒の香りがあたりにふわんと漂ってきます。口をつけると、ああ、やっぱりこれビールじゃないやーん。しっとりと口の中に広がる、日本酒らしい甘やかな味わい。ホップが入っていないせいか、吟醸香をくっきりと感じます。見た目はビールなのに飲んでいるのは吟醸酒というギャップが面白いです。ハイアルコールなのでちびちびゆっくり飲んでいたけど、最後まで上品な香りとまろやかな美味しさが続いて、たいへん美味しかったです。奈良醸造さんのビールって品が良くてやっぱり大好きだなぁ( *´艸`)