つれづれぶらぶら

楽しい楽しいお出かけしてきます。お土産話たくさん持って帰るね。しばしお待ちを!

4年ぶりの広島・その4~その他もろもろの思い出話~

いやー、やっぱり故郷はいいなぁ。

家族や友達とも会えたし、お好み焼きも食べに行ったしね。変わっていく広島駅周辺の風景とか、あんまり変わっていない実家の近所の風景とか、そういうのを眺めているだけでも楽しかったです。あえて言えば、広島市の中心部、紙屋町とか八丁堀とか本通りとか、あのへんには行かなかったので、そのあたりの風景も見ておきたかったな。『ドライブ・マイ・カー』のロケ地巡りもしたかったんだけどね、あのゴミ処理場とか。

今回は台風と台風に挟まれた日程だったためか、蒸し暑くはあったんだけど風があったので想像していたほどの暑さではありませんでした。ま、昼間の間は爺ちゃんのお部屋でクーラーかけて過ごしてたからしんどくなかったって話でもあるんですけどね。

でも、やっぱり長野県に帰ってきて、茅野駅のホームに降り立ったとき、「あ、涼しい」って思いました。ここんとこ長野県も暑苦しくてたまらん状態が続いていたんですが、そうは言ってもさすがに高原リゾート地、暑さのレベルが違うんすね。離れてみて分かる茅野の夏の過ごしやすさよ。うむ。

 

さて、帰省中の、その他もろもろの思い出話をいくつか。

 

・父がカープファンになっていた件

4年ぶりに再会したら、まぁ当たり前の話なんですが、両親はますます老化が進んでました。もちろん自分もそのぶん老化してるわけなんですが(目をそらす)

で、前からあまり良くなかった父の聴力が、また一段と悪くなっていて、呼びかけても1回ではまず会話が成立しない。

「珈琲飲む?」「……ん?」

「コーヒー、飲む?」「え?」

「こ・ぉ・ひ・ぃ・の・む?」「ああはいはい、飲みましょう飲みましょう」

一事が万事この調子だから、会話に時間がかかって仕方がない。テレビのヴォリュームもとんでもなくデカい。年を取ったなぁ。まぁ、いずれは自分も通る道なんだけどね。

そんでもって、驚いたことに、父がカープファンになっていた

というのも、島根県出身の父は、昔からタイガースファンで、広島に来て何十年経ってもそのスタンスは崩していなかったのだけれども、ここへ来て、ついに広島×阪神戦でカープサイドを応援するようになっていた。びっくり。耳が遠いわりに、カープ中継の内容はするする頭に入るようで、「上本はよう粘るからいい」とか「今のはスタートが良くなかった」とか「大瀬良は今年は良うないね」とか、テレビを見ながらよう喋る。ここらへんはもうすっかり、そこらへんの広島の爺さんと変わらんなぁ。

まぁ、とりあえず、耳は遠いにしても、父も母もどちらもボケておらず、どっこいしょとは言いつつも補助なしで普通に歩くことができ、おかしな陰謀論などを口走ったりしていないことに、安心したところです。ふー。元気で長生きしてね。

 

・「ミステリーなんとか」という謎

母は母で、単語がスッと出てこないので会話に手間取る。それはまぁ老化現象なので仕方ないんだけれども、

「あそこんとこの、あれが、いつだったか、あれに変わったでしょう?あれ、なんて名前だったっけ?」

と私に尋ねられましても困るんですがね。あれって何(^_^;)

で、とどめがこれ。

「あのー、ほら、あるでしょう、ミステリーなんとか、ってやつ」。

…………うん、その台詞こそが、最大のミステリー。

 

・推しを作りなさい推しを

小学校時代からの親友Sちゃんが、今回も晩御飯に誘ってくれました。Sちゃんは何年経っても、どんだけ間が開いても、いつも変わらずに「食べに行こーやー」と声をかけてくれるのですよ。大好きー。

そのSちゃん、息子さんの手が離れて、相変わらず忙しく働いてはいるらしいんですが、なんか最近はもう何にも好奇心がわかない、こんなんじゃ早々とボケてしまいそうじゃわ、と嘆いていらっしゃる。

Sちゃんは、愛情がとても深い人なのです。手塩にかけて育ててきた息子さんが巣立ったのが寂しいのかなぁと思いつつ、何かアイドルでもいいから推しを作ってみたら?と提案してみたけど、最近のタレントは誰も彼も同じに見えて全然興味がわかない、と。むむむ、重症ですなぁ。

そんなSちゃんにこそ、『RRR』をゴリ押ししたいッッッ!

「知ってる?」と尋ねたら、勤め先で話題になってたらしく、「他の人からも熱弁されたけど、でもインド映画でしょー?長いんでしょー?」と。どうやらSちゃんのイメージするインドは、蛇使いが笛を吹きながら陽気に踊っている感じらしい。いつの時代のイメージですかそれ。

テレビ番組の特集で「ナートゥダンス」のシーンは見たらしく、どうやらSちゃんは3時間まるまるナートゥダンスを踊る映画だと思っていたらしい。そんな馬鹿な(^_^;)

とりあえず、橋の上から少年を救出する例のアクションシーンの動画を見せてみたところ、「うわっ、うわっ、ええっ?」と驚きの連発。おっ、いい反応。「すごいでしょ?こんな感じのすっごーいアクションがてんこ盛りなんだよ!」と言うと、「イメージしてたのと違ったー!」と。

で、ネット配信に上がってるんなら、ちょっと観てもいいかなーとのこと。『RRR』はまだネット配信に上がっていないので、とりあえず『バーフバリ 王の凱旋』を観てくれと力説しておきました。観てくれたらいいなぁ。そんでもって沼にハマってくれたらいいなぁ。サホレバーフバリ!

 

フォビドゥンガンダムできました

息子は、受験生とはいえ、中学3年生の男の子ですもの、お爺ちゃんたちからお小遣いを貰ったら、何も買わずに過ごせと言うのも、まぁ、無理ですわな。

というわけで、貰ったお小遣いを握りしめて、近くの電器店ガンプラを買いに行きました。またいつものSDガンダムかなと思いきや、今回はせっかく予想以上のお小遣いを貰ったので、普段は手を出せない大型のリアルタイプに挑戦してみよっかなと言うのですね。

すると、ガンプラ売り場の正面に、フォビドゥンガンダムの大箱が平積みされて置いてあったんですよ。しかも最後の1個っぽい。調べてみると当日(8月11日)発売の最新作らしい。ほっとくとテンバイヤーに狙われちゃうヤツ。ということで、すかさずそれを買い求めて、勉強の合間に(ちゃんと時間を決めてメリハリをつけて)せっせと作っておりました。さすがにパーツの量がSDタイプとは比べものにならないので2日かかりましたが、なかなかかっこいいのが出来ましたよー。

 

・オルガニートを貰ってしまった

Machiko♫さんに、うちの母が貴女のオルガニートを聴きたがっている、とお伝えしたら、わざわざ実家まで雅流を持ってきてくれて、母と息子の前で5曲ほど演奏してくださった。アンプを通さない生音でのホームコンサートは、そりゃあもう贅沢なひとときでしたよ。

しかも母が知っているであろう楽曲をセレクトして持ってきてくれて、母も「あ、『鶴瓶の家族に乾杯』の主題歌ね」などと、うっとりした顔で聴いていました。さらにはオルゴールのメカニック部分の解説、母と息子へ手回し体験をさせてくれるなど、ちょっとしたワークショップもあったりして、母も息子も興味しんしん。もうサービスしすぎよMachiko♫さ~ん、とニヤニヤしながら見守っていると、最後の最後に、私に向けて箱をひとつ差し出してこられた。

「これ、使って」(*^▽^*)

はい?何でしょう?と開けてみると、まさかのオルガニート本体

ちょ、ちょちょ、これ、日本電産サンキョーの純正20弁オルガニート完パケ品じゃありませんか。え、どゆことどゆこと?いやまさか、こんな上等なものを、まさかあげると言うのではないでしょうね?

「あげる」(*^▽^*)

うそぉ~ん。

いや分かった、せめてお金は払わせて、と懇願しても聞いてくれないMachiko♫さん。そして、とどめの一言。

「だって、あなたが××年前にそれを私に押し付けてきたでしょう?だから今度は、私が押し付けるの」(*^▽^*)

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ああ、そうね、そうだったわね、あの頃、まだ何も知らない貴女に、私がそれを無理やり押し付けたのよね……って、あの頃と今とでは話が全然違うじゃないですかー。しかも私はあげたのではなくて、譜面を作らせるために無理やり預けてただけで、全然意味が違うやーん(あらためて思い出しても鬼畜の所業)、と抗弁しても聞いてくださらない。

分かりました。じゃあこれはもうありがたく頂戴いたしますね。

「あ、じゃあ、これもあげる」(*^▽^*)

と言って、さっき演奏したばかりのカードも2本。え、ちょ、貴女、さっき、

広島県内でのライブイベントでは『花ぐるま』をオープニングナンバーにして『それ行けカープ』をラストナンバーにするとウケがいいの」(*^▽^*)

って言ってたやつじゃないですか、こんなん貰ろたらライブイベントで困るんじゃないですか?

「まだ家にあるから」(*^▽^*)

あ、そうですか、はい……。それにしたって贅沢だよぅ。


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そういえば、うちの押入れの中には、昔「夏合宿」とかで作ったカードがまだ捨てずに取ってあったはずだな、でももうボロボロになっちゃってるから鳴らせないよね、と言うと、古びたカードの補正のやり方を丁寧にレクチャーしてくださり、さらにメンディングテープと穴埋め用の紙、修正時にこれでこすると便利だということでフリクションボールペンなども一緒にまとめてくださった。どこまで気前が良い人なんだ貴女は。あ、そうそう、私信ですが、フリクションボールペン、なぜか2本も入ってました。

というわけで、茅野に帰る際の段ボールの中に、昔作ったカードの箱も一緒に入れておきました。が、案の定、すっげぇボロボロ。貼り直しと穴埋めするよりも新たに作り直したほうが早いんじゃないかというレベルでした。いずれ暇を見て、何か対処していきますね。いや、しかしホントにオルガニートの音は良い……癒されますなぁ……。

 

・創作がはかどった

今回、重たいにもかかわらずノートパソコンを担いで帰ってきたのは、きっと実家ではやることがなくて(ちゃんと家の手伝いはしてましたよ)暇だろうから、この機会に小説を書き進めてしまおうという魂胆です。

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だってホラ、お爺ちゃんの部屋はクーラー効いてるし、息子も静かに勉強してるし。実家にはWi-Fiがないから、ⅰらんどに直接書き込むのはできないにしても、下書き用のワードファイルはデスクトップに置いてあるから、そこにじゃんじゃん書いていけばいいしね。手直しはネットにコピペした後でやればいいさ。

家事の手伝いの合間にちまちま書いてたんですが、けっこう進みました。現在、第2章の中盤ぐらいで、およそ16500文字。どうやら思ったよりも短くなりそうなので、全体は30000文字ぐらいに収まるかなぁ。だいたい半分ぐらいまで来た感じかな?

動かしやすい新キャラも出てきたので、ノリノリで書いてます。ある程度進んだところで、息子に読んでもらって、この先の展開についてアドバイスを貰ってたりします。家族共同作業って感じで、こういう執筆体制もいいですね。でも、〆切が近いので、あんまりのんびりともしていられない。できるとこまで頑張ってみます。

 

こんな感じで、広島での日々は、楽しく過ごさせていただきました。家族と友達のおかげです。本当にありがとうございました。近いうちにまた帰れるといいな。そのときは、また皆さん、よろしくお願いします(。-人-。)