つれづれぶらぶら

今期夏アニメの覇権は「しかのこのこのここしたんたん」で決まりだな。まだ始まってすらいないけど。

クラフトビールを飲んでみた・その28(愛知&静岡特集)

「飲んだクラフトビールの感想をブログの下書きに書き溜めておこうシリーズ」、その第28回目です。前回の記事はこちら。

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今回はですね、5月の名古屋旅行と静岡旅行の際に買ってきた自分用お土産ビールをまとめてご紹介しますね。

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いやー、旅行、めっちゃ楽しかったなぁ。色んなブルワリーさんを巡ってきているけれど、規模もポリシーもそれぞれに違っていて、いつも新鮮な感動があるんですよね。飽きるということがない。そして言うまでもなく、出来立てのビールの美味しさったらたまんないんすよねぇぇ。

 

1 おおぞねビール「MALUM」

(ブラウンエール ABV6.0% IBU20)

ozonebeer.com

長野県飯田市産のリンゴを使ったブラウンエール。グラスに注ぐと、シナモンの心地良い香りがふわっと広がって、まるでアップルパイを嗅いでいるかのよう。口に含むと、ふくよかな麦芽の香ばしさに、控えめな苦みが添えられて、後からじんわりと焼きリンゴのような甘さを感じます。めっちゃ美味しい。これはまた飲みたいなぁ。

 

2 おおぞねビール「きしめんだもんで」

アメリカンホワイト ABV5.0% IBU15)

製麺所のきしめんの端切れを原材料の1/4に使用したという、名古屋らしいウィートエール。液色はやや濁ったオレンジ色で、ホップとすだちの柑橘系の香りが香ります。口に含むと、すっきりした酸味があって、麦芽の甘みも感じ、苦みは少なめですね。きしめんを使用していながらもそれほど小麦小麦してなくて、普通に飲みやすいビールです。

 

3 Y.MARKET BREWING「南知多ブラッドオレンジIPA」

(Fruit American India Pale Ale ABV.0% IBU56.35)

craftbeer.nagoya

液色は濃い目の赤橙色。口に含むと、ブラッドオレンジの香りと酸味がくっきりと前面に出てきます。甘ったるさはなくてキレ良し。苦みは割としっかりあるんだけど、喉の入口でスッと消えていき、後から余韻のようにオレンジの甘さが戻ってきます。

 

4 バタフライブルワリー「FLUTE」

(White Pale Ale ABV5.0% IBU?)

butterflybrewery.jp

春日井市のバタフライブルワリーさんは「音楽を聴きながらビールが飲める場所を」をコンセプトにしたブルワリーさんだそうで、オリジナルビールにはそれぞれ楽器の名称がつけられています。

液色は黄金色で、純白の泡がもこもこ立ちます。口に含むと、強めの酸味と穏やかな苦みがあって、柑橘系の香りが爽やかですね。後味が引きずらなくてさっぱりしてて、バランスがいいビールだなと思いました。

 

5 Totopia Brewery「Ribbonphobia」

(Dry Hopped Sour IPA ABV5.0% IBU?)

mmmboozeshop.stores.jp

〇〇フォビア(恐怖症)という名前のビールを見かけたら、それは長久手市のトートピアブルワリーさんのビール。この「リボンフォビア」は、ボイセンベリーとカルダモンを使ったサワーIPAとのこと。

液色は、ちょっとびっくりするぐらいの鮮やかな深い赤紫色。鼻を近づけてみると、カルダモンのスーッとする爽やかでスパイシーな香りがします。そのカルダモンの香りは口の中でさらに強くなり、ボイセンベリーの甘酸っぱーいジュースと入り混じって強烈なインパクト。えっ、これビールなの?と聞き返したくなる感じ。ぬるくなってくると、さらにカルダモンの自己主張が強くなってきます。IPAと言いつつも、苦みはほとんどありません。

 

6 反射炉ビヤ「頼朝」

(ブラウンポーター ABV5.0% IBU25)

kuraya-narusawa.co.jp

反射炉ビヤに行くんなら政子と頼朝を買ってきて」という旦那からのオーダーを受けて、お土産に買って帰りました。こちらの「頼朝」はどっしりとした黒いポーター。もちろん、旦那と半分こして飲みましたよ。

黒糖のような強い甘みと、チョコレートのような深い苦みがあって、麦芽のコクと香ばしさをしっかりと感じられます。ウイスキーやブランデーのような雰囲気がありつつもアルコール度数は低め。黒ビールにありがちな喉の奥にしつこく苦みが残る感じがなくて、たいへん飲みやすいです。

 

7 反射炉ビヤ「ストロベリーSHAKE

(Hazy IPA ABV7.0% IBU-)

kuraya-narusawa.co.jp

地元産のイチゴをふんだんに使用した「大人のイチゴミルク」という触れ込みに惹かれて購入しました。液色は薄い黄色のニゴニゴ。鼻を近づけるとイチゴの甘~い香りがふわ~ん。もうこれだけでうっとりしちゃう。

口に含むと、ヘイジーらしいホップの主張はありつつも、イチゴの甘さがしっかり主役に立っていて、気持ち良くするするする~っと飲めちゃう。苦みは全然ないで~す。冷たいうちももちろん美味しいけれど、個人的にはぬるくなってからの、とろりんとしたネクターのような喉越しが絶妙で好き!

 

8 West Coast Brewing「Watermelon Gose」

(Gose ABV4.5% IBU?)

www.westcoastbrewing.jp

イカピューレを使ったゴーゼ。液色は橙色のニゴニゴ。グラスに鼻を近づけると、ライチやイチゴのような甘い香りがほんのりします。

口に含むと、ゴーゼらしい塩っぱさとスパイシーさがあって、続いて穏やかな酸っぱさが広がります。喉を通り抜けていった後に、スイカの甘い香りがふわっと戻ってくる感じ。苦みはまったくなし。夏が待ちきれない爽やかなゴーゼ。

 

9 West Coast Brewing「No Clouds, No Problem」

(Italian Pils ABV5.0% IBU?)

www.westcoastbrewing.jp

WCBさんの工場見学では、お土産にビールが1本貰えるんですね。というわけで頂いたこちらのビールは、なんとまさかのピルスナー。WCBさんといえばアメリカンIPAというイメージだったからちょっと驚き。

ピルスナーらしい、綺麗に透き通った黄色の液体に純白の泡。スモモや青梅のようなすっきりした香り。まず口元で炭酸とアルコールの適度な刺激と酸味を感じます。味わい自体はとっても軽くて、苦みもほとんど感じず、何の引っかかりもなくするすると喉の奥に流れ込んでいきます。レモングラスっぽい爽やかな後味。とにかくめちゃめちゃ軽やかで癖が少ないので、料理と一緒に楽しむのに向いてそう。クアトロチーズのピザあたりとペアリングしてみたいねって旦那と話してました。

 

10 West Coast Brewing「The Technician」

(Funky Kettle Sour ABV6.0% IBU?)

www.westcoastbrewing.jp

透きとおった橙色のサワー。一口飲むと、酸っぱーっ!うんうん!やっぱサワーは酸っぱくないとね!しかしながら、その酸っぱさが喉の奥へと駆け抜けていく間に、色々な風味が見え隠れしていきます。ほのかなコクと甘さ、なんだか懐かしいような香りも。これはいったい何だ?と思わず原材料を確認すると、蜂蜜に黒糖、ココナッツにカカオにシナモンと、多彩な隠し味が加えられています。私は蜂蜜の風味が一番印象的だったかな。さらにライムの爽やかさも加わって、ただ酸っぱいだけじゃない、複雑で個性的な面白いサワーに仕上がっています。

 

今回の顔ぶれはこんな感じになりました。ビールが美味しいのはもちろんですが、こうやって自宅で飲んでいても、お邪魔したブルワリーの施設や雰囲気、スタッフさんとの会話などを思い出して、なおさら思い入れが強くなりますね。以前、地元のエイトピークスブルーイングの齋藤社長の講演会で「ビールに旅をさせる」のではなく「お客様に旅をしてもらう」のだというお話がありましたが、まさにそう!量販店や酒屋さん、通販で購入するのもいいけれど、そのビールの生まれた風土を感じ取りながら飲むと、さらに理解が深まる気がしますね。っていうか、ただもう単純に、ブルワリー巡りって楽しいんだもん。ああ、次はどこに行こうかなぁ。GoogleMapを開きながら、うきうきしている私なのでした。